仏監督デシャンがポグバの置かれている状況に言及「1人の人間が背負うには余りにも多くの出来事が起こっている」



 

 

 

 

【JuveFC.com】

フランス代表監督のディディエ・デシャンは、これまでのキャリアで最も厳しい時期を経験しているポール・ポグバに同情しています。

ユベントスのミッドフィールダーは、シーズン初戦の後に行われたドーピング検査においてテストステロン陽性と判定された後、現在は最終判決を待って仮処分とされています。

検察官は現在、最大の刑罰である4年間の資格停止を要求しています。これは実質的には、最近数年間で劇的な転落を遂げた彼のプレーのキャリアにとって最後の一撃となるでしょう。

マンチェスター・ユナイテッドでの不振な期間の後、30歳の彼は2022年にトリノに戻り、最良のフォームを取り戻すことを期待されていました。それにもかかわらず、彼の復帰後の最初のシーズンは絶え間ない怪我の問題に悩まされました。

フランス代表監督のデシャンは彼の教え子に同情するしかありません。彼は自国の仲間が既に十分な苦境にあると感じており、検察の要求が過重だと述べています。

「私はすべての選手を愛していますが、ポールが現在経験していることに対して悲しい気持ちです。」と、彼はLa Gazzetta dello Sportのインタビューで述べました。

「我々は最近の出来事だけでなく、これまでの彼が経験したすべて、それに伴う個人的な問題が、不可避的に怪我に影響を与えてしまったことにも触れなくてはなりません。」

「この一年、彼にはあまりにも多くの事柄が降りかかっています。しかし、ポールは強く、高いモラルとキャラクターを持っています。検察官の要求は重すぎます。」

「ポールは今、何年もピッチから離れる危険性があります。加えて彼は、すでに過去1年半であまりプレーしていませんでした。」

フランス人ミッドフィルダーの裁判は、来年1月から2月の間に行われる可能性があります。

 

(JuveFC.comここまで)


 

 

 

【編集長ミツひと言】

 

 

確かに意図的にドーピングした訳ではないので、4年の出場停止は重すぎる気がしますし、現在の30歳と言う年齢を鑑みると、もし求刑通り4年間ピッチを離れることになった場合、ピコ太郎は引退を決断する可能性もあり。しかし、あの類稀な才能を持った選手が、このまま姿を消すにはあまりにも惜しすぎます。

そして現在のピコ太郎が多くのものを背負っていることは想像に容易いですが、デシャンが言うように、ピコはユベントスがインテルと戦っている最中に、アブダビでフォーミュラ1を観戦できるほどの強いメンタリティの持ち主。

まだまだ見えない部分がありますが、安西先生スピリッツを胸に、いつでもピッチに戻って来れるような準備だけはしておいて頂きたいと存じます。

まぁ、全く準備しとらんだろうけど。