(インタビュー)ディバラ:「僕はユベントスを離れる寸前だった」
今シーズン開幕前、ディバラの処遇を巡ってチームも、そしてファンも揺れに揺れたあの時間をまだ鮮明に覚えている方も多いのではないでしょうか。
その時の事を含めて‘’ユベントスの宝石‘’・ディバラが、The Gardeianのインタビューに答えていたので、その一部を紹介させて頂きます。
[meikan]
今シーズン開幕前、ボクはトリノを離れる寸前まで来ていて、それは全て「クラブの考え」による所のものでした。ボクはとにかく「待つ」しかない状態でした。
ボクはまだ2年の契約が残っていて、それは短くもなく長くもない時間だと言えるでしょう。今後の事に関しては、まずはクラブのプランを知る必要があります。
クラブは良くしてくれますし、大切にされていると感じます。そしてサッリが監督に就任した事も、ボクにとってはプラスに働いたと言えるでしょう。彼は「ディバラは必要だ」と言ってくれて、その言葉がボクに勇気を与えてくれました。そして、サッリはボクの‘’ベスト‘’を引き出してくれているのです。
ボクはロナウドとメッシとロッカールームを共にする唯一の選手かもしれません。ファンは選手の表の部分しか見ておらず、しかし「ラッキー」なだけで成功するプレーヤーなど一人もいないのです。そして皆さんはこう尋ねるでしょう。「ロナウドとメッシ、どちらが世界最高のプレーヤーですか?」と。しかしボクの答えは決まっています。「その質問に答えは存在しない」とね。
シーズン開幕前にあれだけ話題になれば「そうかな」って思っていましたが、こうやってキュン本人の口から「ユベントスを去る寸前だった」と発せられたのは驚きでしたし、逆にそうやって口に出来ると言う事は、すでに過去の事として割り切っているのだと分かり、ちょっと安心する部分もありました。ほんと、調子がいいですからね。
そして編集長的には、これから始まるチャンピオンズリーグ決勝トーナメントにおいて、大事な試合でゴールを決めて、キュンが一皮ズル剥けるんじゃないかと期待していますし、それが現実になる力も、そして精神的な逞しさも身につけていると信じています。
今シーズンはパウロ・ディバラのサッカー人生において、代表する一年になる。
左足から放たれる全てから、目を離す事ができません。
※この記事を書いた後、編集長の中の「自分はディバリスタだ」と言う自信が確信に変わりました。