ユベントス守備の要ブレーメル「セリエAでプレーし始めた頃、トリノを去ろうと思っていた。しかしそれを留めてくれたのは…」
【JuveFC.com】
2022年夏、ユベントスはインテルの鼻先でグレイソン・ブレーメルを奪い、ライバルをギリギリで追い越すことに成功しました。
ブラジル人選手はトリノ在籍中に、セリエAで最高のディフェンダーの一人として確立されていました。
それにもかかわらずブレーメルは、トリノでプレーを始めた時に、一度は辞める覚悟をしていたことを明かしています。
しかし、当時のトリノの監督であるワルター・マッツァーリが、彼にポジションを獲得するために戦うように促したことで、彼は留まることを決意しました。
そのため、ブレーメルは今もなお、ナポリの監督として復帰したマッツァーリを父親のような存在と考えています。
「マッツァーリは私にとって父親のような存在でした」とブレーメルはTelegraph Sportのインタビューで述べています。
「トリノでの最初の1年は本当に厳しかった。出場機会があまりなかったので、去りたいと思った時期もありました。しかし、マッツァーリは自分を頼りにしていることを伝えた上で、我慢強くチャンスを与えてくれながら、サッカーの戦術的な側面を学ぶようにと助言してくれました。私はそれ以前に経験したサッカーがイタリアとは異なるアプローチのものだったので、彼はゲームをするようにサッカーを学びなさいと言ってくれました。そして、機会が巡ってきたとき、まさにそれが実現しました。1年後にチャンスをつかみ、その後もずっとプレーし続けました。」
別の話題では、ブラジル人センターバックは、2人の元プレミアリーグのディフェンダーを自分のロールモデルとしていることを明かしました。
最初は同胞のダビド・ルイスで、彼はチェルシー、パリ・サンジェルマン、アーセナルでプレーしていました。
もう一人はかつてのマンチェスター・シティのキャプテンであるヴィンセント・コンパニです。
彼はまた、いつかはイングランドでプレーしたいという願望も明かしています。
「私はイングランドでセンターバックとしてプレーするいくつかのロールモデルがいます。ダビド・ルイスは、チェルシーでのプレミアリーグ制覇やチャンピオンズリーグ優勝を経験しています。」
「そして、マンチェスター・シティで長年プレーしたヴィンセント・コンパニもモデルになっています。私はラ・リーガとプレミアリーグが好きで、このふたつは非常に興奮するリーグです。多くの試合を観戦しており、非常にエンターテインメント性が高いです。いつかはプレミアリーグでプレーしたいと思っていますが、今はユベントスに焦点を合わせており、彼らとトロフィーを獲得することに集中しています。私たちは世界でも最高のチームの一つです。」
(JuveFC.comここまで)
【編集長ミツひと言】
編集長がお伝えしたいことは2つ。
1つめ。
プレミアへの憧れを堂々と口にするラガーは、ある意味で「ノックオン」とも言えるのですが、今回のコメントは、時代が『セリエ>プレミア』に傾いている事を如実に表していると感じました。
一昔前ならば「ずっとユベントスでプレーしたい」くらい、選手も言ってたでしょうに。
まぁ、しゃーないですな。
2つめ。
ロールモデルとして、同じファイター系のダビド・ルイスとコンパニの名前を挙げる気持ちは分かりますが、それならロボでしょうに…。あなた、背番号3でしょうに…。
編集長も「ファイター系ではない拗らせ(こじらせ)系の坊主の名前を出してくれ」とは言いませんので、せめて「3人」にした上で、ロボを加えて欲しい気持ちはありました。
まぁ、諸々しゃーないですな。
シーズン途中で勝ち点を剥奪されるクラブだもの(最後は相田みつを風に)。