元ミラン監督サッキ「アッレグリとモッタの間には明確な違いがある。前者は戦術家で後者は…」



 

【編集長ミツひと言】

1980年代から1990年代頭にかけて、「ゾーンプレス」を武器にその名を世界に轟かせたアリーゴ・サッキ。

2001年にパルマを率いた後、現場の第一線で指揮を執ることからは退いていますが、とは言ってもサッキはサッキ。78歳になった今も、その目が曇っているという事はなさそうです。

 

 

そのサッキがヒロシとモッタの違いについて「戦術家と戦略家」という表現を使って説明した訳ですが、編集長としてはペキカンに納得。少なくともヒロシについては「相手のウィークポイントを突くのが上手い監督」であるのは間違いないものの、その反面、「アイデアに乏しく、こちらから仕掛けることが得意ではない監督」と言われても反論は出来ません。

そして現在のサッカー界を見ると、恐らく「戦略家」と見られる監督の方が成功しているイメージが強く、例えばプレミアで首位争いを演じるペップにしてもクロップにしても、そしてアルテタにしても、戦術家ではなく戦略家の枠に入る監督ではないかと考えるところ。

これまで編集長の頭の中でヒロシとモッタの違いは何かと聞かれたならば、間髪入れずに「髪の毛が有るか無いか」と答えたに違いありませんが、今後は「戦術家か戦略家か」という視点でも見ていきたいと思います。