【Opinion】元インテルのジョルカエフ「イタリアは若手の育成が遅れている」



 

 

【JuveFC.com】

元セリエAのスターであるユーリ・ジョルカエフは、イタリアのクラブが若い選手への信頼が欠如していると非難し、それがイタリアが今回のワールドカップに出場できなかった理由であると指摘しています。

セリエAは世界のトップリーグの1つでもあり、そしてイタリア代表はウェンブリーで開催されたユーロ2020で優勝したにもかかわらず、連続してワールドカップ出場を逃しました。

それは非常に悲しい現実であり、ジョルカエフは、イタリアがスペインや他の国のように若い才能の育成に着手していれば、彼らは別の結果を手にしていた可能性があると口にしています。

 

 

 

 

彼はCalcimercatoで次のように述べています。

「私がまだインテルにいた頃、育成についてイタリアはフランスの真似をしようという話がありましたが、そうはしませんでした。」

「スペインは若者を育て、オランダは若者に投資したものの、イタリアは決して若者に着手しないまま時間が進んでいます。」

「アッズーリがここ(ワールドカップ)にいないのは、決して普通の事ではありません。」

 

(JuveFC.comここまで)


 

 

 

 

ユーリ・ジョルカエフはフランス国籍のアタッカーで、ザビエル・ジダンと同じタイミングでインテルに加入し、1996-97から3シーズンに渡りイタリアでプレー。

重心の低いドリブル、パス、そしてシュートで、インテリスタのみならず、セリエAファンを魅了した事を覚えています。

そのジョルカエフが言う「若手の育成」について、イタリア全土を見渡せば遅れている事は間違いないものの、しかし直近数シーズンのユベントスを見る限り、それが当てはまらない事は明らか。

 

 

 

 

今シーズンもタカシ、ファジョリーがレギュラーの一角としてプレーし、カーくんもボチボチと出場機会が増加。そして彗星の如く現れた長介のプレーは大きなインパクトを与えており、U-23からの「次いってみよう!」でトップチーム帯同も確実な状況。

重ねてになりますが、イタリアの他のチームの育成については分からないものの、ユベントスについては「順調にズルムケてきている」と言って間違いありません。

 

 

あとは、ユーベの小僧系選手がどのタイミングでアッズーリの主力となるか(長介ばイングランドだけど)。

このまま順調に経験を積んで行けば、次のユーロ、更には次のワールドカップで、小僧たちの名前が世界に知れ渡るんじゃないかと期待しております。

 

そうなる為にも、ユベントスとしては高値の選手を獲得するだけではなく、小僧たちを育てる土壌も作って欲しいと願います。

ただ、「二度あることは三度ある」って事で、次のワールドカップにイタリアが出場できるかは知らんけど。