サッスオーロ戦勝利のアッレグリ「楽しむことではなく、勝つことがサッカーでは最も重要である」



 

【アッレグリ】

今の状態を楽しんでいるか?楽しさの問題ではなく、試合に勝つことがサッカーで重要なことです。今日は簡単な試合ではありませんでした。良い試合でしたが、技術的にいくつかのミスがありました。出場した選手たちは良いプレーを見せてくれましたが、それは私たちにとって非常に重要なことです。

今日はボールを失ったら相手にプレッシャーをかけることが重要だと選手たちに伝えました。彼らは試合の重要な瞬間に非常に良く、成熟していました。

ユルディズはユベントス時のコマンに似ているか?ケナンがボールを持って走るプレーは、世界を見渡しても数人しかできないもので、それは生まれつきの資質です。コマンはユルディスとは異なるプレーヤーで、もっとウィンガーの側面が強かったです。

ヴラホビッチはユベントスにとってどんな存在になるでしょうか?ドゥシャンは成長しています。フロジノーネでプレーした後、悪い時間を過ごしましたが、今日は彼にもっと冷静でいるように言いました。稚拙なミスを犯してはいけません。

デルビー・ディタリアについて?私たちはレッチェに集中しています。一歩ずつ進む必要があります。

 

 

最近のユベントスが見せる「危なげない試合展開」を見ると逆に心配になる部分があるのですが、ヒロシが就任当初から口にしていた通りチームの土台ができるのには時間がかかり、3年目にして花が咲きつつあるという事でしょうか。

そしてチーム状態に目を向けると、コッパではウッディとユルディスがゴールを決め、今日のサッスオーロ戦ではキンタとキー坊が得点を記録。アラレが怪我で戦列を離れる中、ストライカーでは「ガッツさん待ち」と言った状態になっていますが、何にしても「取るべき人が取り、守るべく人が守る」と、バランスの良さが伺えます。

今シーズンは各種カツアゲに遭った事から試合数が少なく、それにより決して「選手層が厚い」とは言えないものの、逆にそれが功を奏す形でチームの完成度向上に繋がっている事は間違いなし。

恐らく来月には両サイドで圧倒的なプレーを見せつけないユッティが戻ってくると予想されていますので、それまでにチームを作り切って、ユッティが入る隙を与えないで頂きたいと存じます。