ファジョーリを担当するセラピスト「ニコロは正しい道に進んでいる。サッカーを辞めることを考えたことは…」
【JuveFC.com】
ユベントスのチームメイトがピッチで1-0の勝利を祝っている間、ニコロ・ファジョーリは怪我で戦列を離れたキャプテンのダニーロと一緒に、サン・シーロのスタンドから試合を見るしかありませんでした。
この22歳の選手は、イタリアのサッカー界に衝撃を与える賭博スキャンダルに巻き込まれています。
幸運なことに、彼は検察官との和解に合意したことで、約3年の賭博禁止処分を受けることを逃れ、7ヶ月後にピッチに戻ることができます。
さらに、このユベントスの若手プレイヤーは、賭博依存症から立ち直り、正しい道に進んでいます。精神療法士パオロ・ジャーレ氏がファジョーリの回復を指導し、彼が抱える個人的な困難を克服するのを助けています。
ジャーレ氏は、ファジョーリが自身の問題をよく理解している聡明な人物であると述べています。
「私は引退した後、主にイタリア全土で研修に携わっていますが、ファジョーリのためには例外を作りました」と、ジャーレ氏はLa Gazzetta dello Sportへのインタビューで説明しました。
「私は1ヶ月半にわたってニコロをフォローしてきました。週に2回、彼と会っています。」
「高名なサッカー選手を初めてフォローすることになりました。表面的で、おそらく傲慢な人物を想像していましたが全くそんな事はなく、最初のセッションから、ニコロは礼儀正しく親切な印象を受けました。」
「そして何よりも、賭博によって自身のキャリアを危険にさらすことを自覚しています。パンクしたタイヤではなく、フラットなタイヤと言えるでしょう。」
「彼はサッカーを辞めることを考えたことがありますか?いいえ、彼は一度も辞めることについて話をしていません。」
「私はパオロ・ロッシについてニコロに話しました。彼も賭博によりスポーツ上の違反を犯しました。」
「しかし、賭博禁止処分明けに彼はワールドカップを制覇しました。そしてヨーロッパ選手権は2024年6月に行われ、ファジョーリの禁止処分はその頃には終了しています。」
「ニコロはすでにイタリア代表デビューを果たしており、ユーロ2024は私たちの治療において重要な刺激となるはずです。」
「私は楽観的です。私たちはこの治療を通じて、人としてもユベントスの選手としても彼を回復させるでしょう。」
(JuveFC.comここまで)
【編集長ミツひと言】
この2週間ほど、カイジに関する様々なニュースが飛び込んで来ましたが、そのほとんどがネガティブな要素を含むものばかり。
まだスキャンダルの全容が見えていない段階だったので仕方ない部分はあったものの、編集長としては少し胸を痛めながら記事を読んでいたことを思い出します。
その渦中のカイジについて、すでに1ヶ月半に渡り治療を受けているようで、そしてセラピストのジャーレさんの話によると、順調に進んでいる様子。更にカイジの人柄も褒めてくれており、ファンとしては嬉しい部分もあります。
今回、ユーロ2024出場の話しが出ておりますが、治療を続けていく上でひとつのモチベーションとなることは間違いなし。
代表入りについてはかなり確率は低いとは認識していますが、スパレッティ・ミートソース監督のチームにカイジの名前が入り、世間をザワザワさせる日が来きたらいいな、なんて思いを伝えて、今回の記事は終了させて頂きます。
Forza カイジ!