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【執筆チーム合同企画】今冬のカルチョ・メルカートを振り返る

久し振りに冬のマーケットの主役に躍り出たユベントス。その様は月ユベ執筆チームの目にどのように映ったのか。是非、四者四様の意見をお楽しみ下さい!(エラス・ヴェローナ戦前に寄稿頂いたものを、取りまとめています)

 

 

kassi

見慣れない冬景色

冬の採点:80点

ユヴェントス は素晴らしい立ち回りを見せて冬の移籍市場の主役に躍り出ました。正直、冬にここまで動くとは想像出来た方は多くないでしょう。間違いなく今年の冬はいつもと違う冬でした。

成果には文句のつけようがありません。

超人気銘柄ブラホビッチ、スイス代表の実力者ザカリア。退団もラムジーをはじめ、今シーズン苦しんでいたクルゼフスキやベンタンクールの放出に異論はありません。

しかし、ここまで冬に派手に動かざるを得なかった事自体が、ユーヴェの厳しい今シーズンの歩みを象徴してるように思え厳しい現状を改めて実感させられました。

ぼくは、元々冬に派手に動く事自体否定的だった事もありますが、前半戦のスカッドでも十二分に戦えると思ってましたし、年明けの数試合で光明も見えたと感じてました。(甘い)
そして何より名将アッレグリを信じてました。

正直、冬の移籍市場での大立ち回りはそれらを全て否定されたような気がして勝手にモヤモヤが残っています。それが▲20点です笑

ブラホビッチがいくら凄いとは言え正直、モラタの方が現時点では全然愛着があります。(そもそもアッレグリって新戦力の起用はかなり慎重なタイプだったような気も、、、)
いきなり超ハイスペックの最新のガジェット与えられても戸惑うばかりです笑

ただ、ぼくがモヤモヤしたぐらいでユーヴェが上昇するなら安いものです。

今後数年に渡り「あの冬動いて良かったよね」と思えるようなそんな冬の移籍市場だったと後に笑いながら語り草にしたいです。

見慣れない冬景色の後には希望に満ちた春がやってくる。

 

 

タカオ店長

加入

ヴラホヴィッチ:+100点

7000万€?で完全移籍。
文句のつけようがないですね。今のユーベに一番足りてないポジションにこれ以上望めないタレントを補強することに成功。しかも将来的に見ても移籍金はほぼ間違いなくペイできるどころか儲けにすらなり得る。本人のモチベーションも最高。言うことなし。

 

ザッカーリア:+80点

移籍金がボーナス込みで500万€~700万€?年俸は300万€くらい?プレーを観たことないので評価する立場にありませんが、評判だけ聞く限りではこのコスパはスゴい。あとはプレーで納得させてくれ。

 

ゴッティ:+20点

未知数オブ未知数。誰?オブ誰?
ゴツい・オブ・ゴツい。
SNSでの評判しか聞いたことないので、こんな評価で。

 

 

放出

クルゼフフキ:+80点

ローン1000万€+買い取りOP3000~4000万€?
ユベンティーニ諸君の誰の枕元にも「勿体無いお化け」が出てもおかしくないと覚悟はしておきましょう。その上なら、これ以上の儲け話はありません。『クルゼフフキ、売るんじゃなかったぁ!』とか『この値段で売っちゃダメだろ!』とか『ユーベでどれだけ成長するか、もっと見てたかった!』とか。そういう声が増えれば増えるだけ、今回のクルの売却益は増します。残念ながら。
メルカートとはそういうものです。売れるときにより高く売るのは鉄則です。例えクルがスパーズで世界屈指のアタッカーとして大ブレイクしても(自分はそうなると確信してます)、この段階でこの価格でユーベ首脳を責める権利は誰にもありません多分、最善の策でした。

 

ベンタンクール:▲50点

ユーベの未来です。この時点でこういう売り方をする選手ではありません。かと言って、ラビオやアルトゥールやマッケニーをこういう条件(金銭以外でも)売れるかというと、それも無理。ここは泣く泣く損切りするしかない。クルゼフフキほどではないにせよ、プレミアリーグでブレイクするであろうそのタレントを暖かい眼で見守るのみ。

 

ラムジー:+30点

売り損ねてたら▲1000点案件。まだ、ローンだぞ。安心するのは早い。真価は夏に問われる。怪我なく買い取られるくらいのソコソコの活躍希望。多くは求めない。

 

ディバラの契約延長交渉:▲100点

誰も得しない。いつまでやってんの?

 

 

というわけで、+160点だってよ。知らんけど。

 

 

 

Kan

95点

・はじめに

ユベントスは今冬のメルカートでボルシアMGからザカリア、フィオレンティーナからドゥシャン・ヴラホヴィッチ、フロジノーネからガッティを獲得しラムジーをレンジャーズに、クルゼフスキ、ベンタンクールをトッテナムへと放出した。現状のスカッドにおける補強ポイントとされていた箇所に実績のある選手を獲得し、加えて来季以降への投資を行うとともに余剰人員と化していたラムジーの放出、クルゼフスキ、ベンタンクールという市場価値の高い選手を「売れるときに売る」精神で売却できたことは満点同等の評価をされてしかるべきといえる。唯一の懸念材料としては、ヴラホヴィッチの加入によってなおさら出場時間が限られることが予想されるカイオ・ジョルジである。経験を積ませるためのレンタル移籍の噂は上がっていたものの、4番手のFWとして残留。欧州挑戦初年度となるためユベントスに所属することで得られる経験値はそれ相応のものがあると思われるが、出場機会を与える必要も無きにしも非ずといったところだろう。

 

以降ではメルカートに関連した6選手個々について述べていく。

 

獲得

Denis Zakaria

マテュイディ以降、欠けていた守備的な中盤の選手としてかねてから噂のあったスイス代表デニス・ザカリアをボルシア・メンヒェングラートバッハから獲得。190㎝超のフィジカル面でのアドバンテージもさることながら、センターバックもこなせる柔軟性を兼ね備えていることも魅力である。彼の加入によってアルトゥール&ロカテッリの守備における耐久性が懸念されていた中盤の組み合わせを見られるだろうか。

 

Dušan Vlahović

第23節終了時点で全20チーム中の11位に沈む34得点しか記録できていないスカッドには攻撃陣を牽引する新たなアタッカーが必要なことは明確であった。冬のメルカートでの可能性が高い候補としてサッスオーロのスカマッカやアーセナルのオーバメヤン、マンチェスター・ユナイテッドのマルシャルなどが報道にあがる中、来夏の大本命とされたドゥシャン・ヴラホヴィッチをフィオレンティーナから獲得。今季のセリエAでの出場21試合において17ゴール4アシストという圧倒的な結果を引っさげてユベントスにやってきた。この疑いようのないタレントがスクデット奪還を目論むユベントスの「新9番」としてゴールネットを揺らしてくれることを期待してやまない。

 

Federico Gatti

セリエB・フロジノーネに所属する23歳のイタリア人センターバック、フェデリコ・ガッティ。今季はセリエBで21試合出場4ゴール1アシスト。昨夏にセリエCのプロ・パトリアからフロジノーネに移籍して以降、出場機会を得るとともに己の実力を証明し続けユベントス加入を勝ち取る。今季ここまでイエローカードが7枚とやや目立つものの、先日の第21節ヴィチェンツァ戦では前半終了間際にコーナーキックの混戦からゴールを決めた。そのプレーはまるで我々のカピターノ、ジョルジョ・キエッリーニのようであった。「ゴニョゴニョキエッリーニ」の跡を継ぐ選手としても、これ以上ない逸材を獲得できたといえるだろう。

 

放出

Aaron Ramsey

19年夏の加入以降、出場時には他の選手にはない創造性を発揮したプレーで攻撃にアクセントを加える選手でありながらも、度重なる負傷離脱に泣かされてしまった。それに加えて代表召集時のメディアへの発言や噂にあがる移籍オファーの拒否報道もあり、ファンからの不信感を抱えたままユベントスを去ることとなった。苦難のシーズンとなった19-20シーズンにおいて、ディバラと共に美しいコンビネーションで鮮やかなゴールを幾つも生み出してくれた彼の活躍は色あせない記憶である。スコットランドに活躍の場を移すウェールズのファンタジスタの再起を願うばかりだ。

 

Dejan Kulusevski

19-20シーズンのパルマでのセンセーショナルな活躍を魅せたのち、翌シーズンからユベントスに加入。デビュー戦となった20-21シーズンの開幕サンプドリア戦でゴール左隅に鮮やかに流し込んだ彼のユベントスでの初ゴールは記憶に新しい。加入初年度の20-21シーズンはチーム最多の47試合に出場し7ゴール7アシストを記録した。才能の片鱗を見せ、更なる活躍が期待された今季ではあったが、アッレグリの下では満足な出場機会を得られず。冬のメルカートでロンドンへと新天地を求めた。ピルロ・ユベントスで重宝されたようにプレーの柔軟性、CFとしての可能性やケガの耐性に加えて21歳という若さも彼の成長の余地を表している。偉大なプレーヤーとしてプレミアリーグを代表する選手となることを楽しみにしている。

 

Rodrigo Bentancur

ボカから20歳で加入した17-18シーズンには交代出場が大半を占めるも27試合に
出場し、翌18-19シーズンの終盤には名手ピャニッチからポジションを奪うほどの活躍をみせた。その後指揮をとったサッリ、ピルロ両監督には中盤の絶対的なレギュラーとして起用された。しかしながら、第二次アッレグリ政権となった今季は試合終盤に晩年のバルザーリのような起用をされることが多く、ファーストチョイスではなかった。とはいえユベントスの中盤においてインテンシティの高いプレーを披露し続けたベンタンクールが、プレミアリーグに戦いの場を移すことで更なる成長曲線を描くことは想像に難くない。彼のユベントスでのラストマッチとなった先日のミラン戦でキャリアハイともいえる「スーペル・ロロ」がみられたことはファンとして嬉しい限りである。また、現在24歳ながらユベントスで181試合に出場したことは彼の血肉となっているだろう。新たなユニフォームを着て大輪の花を咲かせられると信じている。

 

・終わりに

これまでユベントスの21-22シーズンの冬のメルカートについて述べてきた。本稿を執筆中に行われたセリエA第24節、ホームでのエラス・ヴェローナ戦では早速スタメンでのデビュー戦となった新戦力のザカリア、ヴラホヴィッチがともにゴールを記録し2-0で勝利。連携面にはまだまだ課題を残しつつも上々のスタートを切れた。首位インテルは1試合未消化であるが勝ち点差は8となり、ユベントスは順位を4位へと上げた。4月3日にはアリアンツでのイタリアダービーも開催されるため、まだまだ可能性の残るスクデットへ向けて全力疾走していきたい。

 

 

編集長ミツ

ボクはもともと「ユベントスは質実剛健であるべき」と考えており、それこそ代表にも呼ばれない地味な選手が脇役としてチームを支えているようなスカッドが好きだったのですが、今回の「ヴラホビッチ獲得」の報には胸が躍りました。ここ直近5シーズンではデ・リフト以上にインパクトがあったかもしれません。

それだけ首脳陣も危機感を覚えた事は間違いないでしょうが、逆にアッリバベーネ体制において「お金を注ぎ込むべく所」がハッキリしたのはボクにとってもプラスでした。「このままお金を使わずに、衰退していくのかなぁ」と言う心配もあったので。

 

点数を付けるならば90点でしょうか。放出に関しては何も意見はありません。これは選手の将来やチームのバランス、そしてクラブの収支を鑑みた時に「致し方ない」と言う部分があると思うので。ただ、獲得に関してはヴラホビッチとザカリアで100点満点。ザカリアはベンタンクール放出もあったので差し引きとなる部分もありますが、ヴラホビッチは獲得した事がまるまるプラスに(クルゼフスキとはポジションが異なるので)。しかも得点力不足に悩まされるユベントスが、世界で指折りのストライカーを獲得したんですから、これは合格点を付けない訳にはいかない。いや、ヴラホビッチ獲得で合格点を付けられないなら誰を連れてくればいいんだ、って話でしょうに。

唯一引っ掛かるのは「サイドアタッカー」で、この部分でマイナス10点。ここを任せるキエーザが長期離脱となった上にクルゼフスキがチームを離れた事で、やり繰りが難しくなる事は明らか。可能であれば噂の挙がっていたカリアリのナンデスなんて面白そうだったのですが、「アッレグリの好みでは無かった」のであれば仕方なし。ベルナルデスキ、クアドラード、マッケニー、(とラビオ)でやり繰りするのか、それともシステム自体を変更するのか、この辺はアッレグリの采配に注目。まぁ、勝ち目があるからこそ「クルゼフスキ放出なれどサイドアタッカーの補強無し」の判断を下したに違いない。

 

巷では「移籍市場の答え合わせはシーズン終了後」とも言われるものの、今冬に関してはこの時点で点数を付けたくなるのは仕方なし。それくらいインパクトのあるユベントス・メルカート劇場でございました。

 

そしてボクの考えも少し変わりました。

質実剛健もいいけど派手な獲得も悪くないな、と。

 

 

まとめ

みなさま、いかがでしたでしょうか?

冬のメルカート閉幕から少し時間が経過し、そして新加入選手もエラス・ヴェローナ戦でユベントスデビューを果たしました。是非、SNSなどで今回の企画のご意見などを頂けるとすっごく嬉しいです。

ではまた次回の合同企画を お楽しみにしていて下さい!


▶耳で楽しむユベントス



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