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JuventusNews24
トゥドールにクラブが求める3つのポイントとは
ユベントスはイゴール・トゥドールへの信頼を改めて示したものの、同時にチーム運営における明確な改善を求めている。ジャーナリストのマッテオ・モレットによると、クラブはトゥドールに対し「継続性」「選手のマネジメント」「守備面の再構築」という3つのテーマで進化を促しているという。
モレットは次のように報じている。
「トゥドールはクラブの信頼を得ているが、結果の継続性、選手の起用(デイヴィッド、ジェグロヴァ)、そして異なる守備的アプローチを求められている」。
求められる結果の継続性、止まらぬプレッシャー
最初のポイントは、最も明白でありながら最重要とされる「結果の継続性」だ。シーズン序盤は浮き沈みのある戦いが続いており、クラブ首脳陣はここからチームが安定した勝利のリズムを掴むことを期待している。
特にリーグ戦では、上位を確固たるものにするためにも連勝街道を走る必要がある。引き分けや内容の乏しい試合はもはや許されず、競争相手とファンに強いメッセージを送るためにも「結果」で応えることが求められている。
デイヴィッドとジェグロヴァ、扱い方が課題に
次に注目されているのは個々の選手マネジメント。特に名前が挙がったのはジョナサン・デイヴィッドとエドン・ジェグロヴァの2人だ。
デイヴィッドは信頼と得点力の両面で苦しんでおり、トゥドールにはこのカナダ人ストライカーを再び輝かせる術を見つけることが期待されている。一方でジェグロヴァは出場機会が限られており、クラブはその才能をより積極的に起用し、戦術的プランの中で活かしていくよう要請している。
「異なる守備」への要求、トゥドールらしさを取り戻せ
3つ目の要請は「守備面での変化」。これは単なる堅守ではなく、“姿勢”の部分を指している。ユベントス首脳陣は、ボール奪取への積極性や高い位置からのプレスといった“能動的な守備”をチームに植え付けることを求めている。
トゥドールの哲学に基づいた、より前向きで支配的なサッカーが見たいというのがクラブの本音だ。受け身の守備ではなく、攻撃的メンタリティを持ったディフェンスへの転換が期待されている。
信頼は維持、だが次のステップが試される時期
現時点でトゥドールの立場が揺らいでいるわけではない。クラブは依然として彼の手腕を信じており、あくまで「次の段階への要求」という位置づけだ。
しかし、このリクエストにどう応えるかで、今後の評価は大きく左右されることになる。信頼は与えられたままでは続かない。ユベントスが望む“トゥドール流の進化”をピッチ上で示せるかが、次の数試合の焦点となりそうだ。


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