（画像：GettyImages）
Football Italia
元ジョージ・ウェア代理人の見解：「デイヴィッドには時間が必要」
元ジョージ・ウェアの代理人として知られるイタリア人エージェント、オスカル・ダミアーニ氏が、ユベントスのジョナサン・デイヴィッドについて言及。ここまで公式戦7試合でわずか1得点と苦しむカナダ代表FWに対し、「判断を下すにはまだ早い」と擁護の姿勢を示した。
ダミアーニ氏は『トゥットスポルト』の取材に対し、「彼には時間を与えるべきだ。フランスで毎シーズン20点以上を決めてきた選手が、突然得点できなくなることはない。彼の苦戦は普通のことだし、セリエAへ来た選手に典型的な現象だ」と語った。
さらに、「フランスではマークが緩く、2人掛かりで守られることは滅多にない。だがイタリアでは違う。ストライカーに対して常に強烈なプレッシャーがかかる。デイヴィッドは今、それを肌で感じているだろう」と続けた。
「過去は関係ない、時間は短いと本人も分かっている」
ダミアーニ氏は、適応の難しさを認めつつもデイヴィッドの資質を高く評価している。
「これは大きな変化だ。過去の実績はもう関係ない。彼自身も、時間が限られていることを分かっている」と強調。
「ジョージ・ウェアも最初の数ヶ月は苦労していた。アンリも同じだ。リーグを変え、時間をかけて成長した。デイヴィッドにも少なくとも1シーズンは必要だろう」と自身の経験を交えて語った。
続けて、「ウェアは努力を続け、チャンスを逃さなかった。半年で環境に適応し、最後は素晴らしい成功を収めた。デイヴィッドにも同じ道を歩んでほしい。焦らず信じ続けることだ」とエールを送った。
トゥドルの下で先発続くも…
イゴール・トゥドル監督は今季序盤から前線を頻繁にローテーションしており、デイヴィッドも直近2試合（ビジャレアル戦とミラン戦）で先発出場したものの、いずれも途中交代となっている。
ダミアーニ氏は最後に、「ユベントスでは誰にも時間の余裕はない。デイヴィッドもそれを理解している。だが、それこそがこのクラブの美しさであり、同時に重圧でもある」と締めくくった。
デイヴィッドは今夏リールから完全移籍でユベントスに加入。契約は2030年6月までとなっている。
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