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インテル、サッスオーロDFムハレモヴィッチに注目
インテルがサッスオーロ所属のタリク・ムハレモヴィッチに関心を示しているようだ。この動きはユベントスにとっても歓迎すべきニュースとなる可能性がある。
22歳のムハレモヴィッチは昨季、ユベントス・ネクストジェンからサッスオーロへレンタル移籍し、セリエA復帰に大きく貢献した。契約には昇格時の買取義務条項が盛り込まれており、サッスオーロは約500万ユーロを支払って完全移籍を成立させている。
ムハレモヴィッチの成長とユベントスの利益構造
今季もサッスオーロで安定したパフォーマンスを見せているムハレモヴィッチは、複数のビッグクラブから注目を集めている。ユベントスにとって注目すべき点は、移籍時に保持している「将来売却時の50%保有権」だ。
『カルチョメルカート』によれば、仮にムハレモヴィッチが高額な移籍金で他クラブへ移る場合、ユベントスはその半分を得ることができるという。つまり、直接プレーさせていなくてもクラブの育成戦略が実を結ぶ形になる。
一方で、サッスオーロ側は移籍金の大部分がユベントスに渡る構造を理解しており、今後の交渉には慎重な姿勢を取るとみられる。
評価高まる若手DF、インテルも関心強める
インテルが関心を寄せている背景には、ムハレモヴィッチの多才さと安定感がある。昇格を決めた昨季の貢献に加え、今季も守備陣の中で存在感を発揮。年齢以上の成熟したプレーで評価を高めている。
ユベントスもその動向を注視しており、育成選手の市場価値が着実に上昇していることを確認している。今回のケースは、ユベントスが若手選手に設定する「再売却条項」の有効性を示す一例となる。
ムハレモヴィッチの去就は、ユベントスにとっても経済的リターンと育成哲学の両面で重要な意味を持つものになりそうだ。


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