OBマロッキ「ユベントスはドラグシンを放出したことは失敗だった」



 

【JuveFC.com】

ラドゥ・ドラグシンがジェノアからトッテナムに移籍し、その取り引きにおいてユベントスは売却契約に基づき一定の金額を受け取ることになります。

ドラグシンはユベントスのユース出身であり、クラブのトップチームで順調に成長していました。しかし、マックス・アッレグリがクラブに復帰すると、アンドレア・ピルロが行っていたような若手選手への信頼がなくなり、彼をジェノアに移籍させることを承認しました。

彼はセリエAクラブでさらなる成長を遂げ、今月プレミアリーグに移籍することとなりました。

ユベントスはおそらく、ジェノアからの移籍に伴う収入を手にするものの、彼を大切なチームメンバーとして保持していればよかったと後悔しているはずです。

元ユベントスの選手であるジャンカルロ・マロッキは、アッレグリがドラグシンへの信頼を置かなかったことは過ちだったと主張しています。

彼はCalciomercatoに引用されて次のように述べています。

「アッレグリは若手を起用するのが上手く、ミレッティもベンチで過ごす時間が長かったものの、再び起用されるようになりました。」

「ドラグシンを起用するチャンスがあったのですが、アレックス・サンドロが彼よりも優先され、その時点でサンドロとユベントスの契約は残り1年だけでした。アッレグリのその判断は過ちだったと私は思いますが、ドラグシンはそれを証明すべくジェノアで活躍を披露しています。」

「ユベントスの強み? 今シーズン、アッレグリは選手達に彼らがチームであることを認識させることに成功しました。守備は重要ですが、今ではユベントスは攻撃でチャンスを多くを生み出しています。」

 

(JuveFC.comここまで)


 

 

 

【編集長ミツひと言】

 

 

今シーズン開幕前、ユベントスからジェノアに完全移籍した際の移籍金は550万ユーロ。

その半年後にジェノアはトッテナムにドラグシンを放出することになる訳ですが、トッテナムが支払った移籍金は3100万ユーロと言われており、ジェノアはわずか半年の間に2550万ユーロを稼いだことになります。

と聞くと「デミラルに続いて、センターバックで2連発やんけーーー!」と思う方もいるかと思いますが、えぇ、「2連発やんけーーー!」なんです。

ただ、これがイコール「見る目がないやんけーーー!」かと言えば、確かに「見る目がないやんけ案件」ではあるものの、こればかりはタイミングであり、現在のユベントスにはオジーロがいて、ラガーがいて、成長著しいガッツさんがいて、成長著しくない揉太郎も一応いて、ここにドラグシンが加わったとしてもプップクプー状態になるのは明らか。そう考えると、お値段お安めだったことは確かではあるものの「仕方なかった」と言えるんじゃないかと考えます。

最終的にはジェノアがトッテナムに売却した額の20%がユベントスに入るという話なので、「ドラちゃん、最後にナイスーな仕事をしたわね」と、のび太のママ風に褒めておこうと思います。