【アッレグリが4-4-2を採用した理由は…】2022-23シーズン第8節 vs ボローニャ戦 マッチレビュー



ユベントス 3-0 ボローニャ

 


 

 

前回勝利を収めたのが10月1日のスペッィア戦だったので、実に1ヶ月ぶりの勝利。

もはや「勝ち点3って美味しいの?状態」だったユベンティーニにとって、久し振りにフルコースに赤白ロゼのワインが付くような満足度の高い試合となりました。

 

 

 

 

ルネッサーンス!

 

 

 

 

システム

たぶん、ヒロシがJuveTubeを見たんでしょうね。

 

 

編集長が「4-4-2で戦え」と言った事を素直に取り入れる形になりましたが、攻守共に安定していました。

ポヌが時折りファンタジーを見せていたものの、基本的には「後ろ4枚+2ホラン千秋」じゃなくって、「後ろ4枚+2ボランチ」でしっかりと網を張って、ボールを奪ったら素早く前線に繋ぐ展開。

これが出来ていればチームがガタ付く事はありませんし、こんな言い方をするのも何ですが、国内リーグにおいて下位のチームと対戦する際は、このスタンスで結果が伴うはず。それこそ、相手選手に肘打ちアチョー!とかして10人ならなければ、大崩れする事はないでしょう。

ラガーもかなり安定感が出てきましたし、「当面の間は4-4-2でヨロ」って感じです。

 

 

 

攻撃

んじゃ、3得点を挙げた攻撃陣はどうだったかと言うと、ぶっちゃけ点数を付けるなら75点。

「えっ、3点取って快勝したのに75点て、編集長ドSなの!?」って声が聞こえて来そうですが、「えぇ、どちらかと言うとSっ気が強いですね」じゃなくって、「まだまだ改善の余地があるよん」って話です。

得点時も含めて効果的だったのはほとんどがショートカウンターで、遅攻になるとサイドで手詰まってボールロスト(またはバックパス)と言うシーンもチラホラと。

その辺の部分について「大胆なサイドチェンジ」や「2トップへの楔のパス」、そして「ミッドフィルダーのミドルシュート」などがあれば、引いた相手にもゴールを奪えるのではないかと考えます。

 

ちなみに後半の35分過ぎくらいに、途中から出てきて右ワイドに配置されたユッティが、左のケンちゃんに対して長いサイドチェンジのボールを蹴っていたのですが、大胆過ぎてケンちゃんの頭を大きく超えてタッチラインを割ったシーンを目にして、思わず目頭が熱くなりました。

 

『泣かせるサイドバック爆誕』ですね。

 

 

 

 

 

2トップ

これは攻撃の一部になるんですが、この試合でユベントスがポゼッション率ではボローニャに譲りながらも(ユーベ48%:ボローニャ52%)、ここ何試合かのようにキンタが前線で孤立していなかったのは2トップだったからだと思います。

キンタは引き続き前線でターゲットマンになる事が主な役割となっていたものの、その間(中盤からトップまで)のスペースをウッディが上手く繋ぐ事で、上手くボールを運べていたのではないでしょうか。

そしてその流れの中で特に目立ったのは、「両ワイドから攻撃を仕掛けた時に、必ずキンタがエリア内にいる」と言う事。

モチのロン、キンタが少し降りて来てビルドアップに加担する事で攻撃のリズムを作る動きも必要ですが、キンタに課された役割はゴールを決める事。

その為にはゴールに近い位置、少なくともエリア内にはいるべきて、それまでの過程(ビルドアップ)の一部をウッディが担う事により、キンタがよりゴールを奪う事に集中出来ていると感じました。

チームとして「キンタが真ん中で常に準備している」、それはすなわち「キンタマん中でビンビン」の状態が作れていれば、自ずとゴール数も増えて結果に繋がる事は間違いありません。

 

 

 

ヒロシ、やっぱり2トップだ!

 

 

 

 

 

まとめ

「勝って兜の緒をキンタマ」ではありませんが、ユベントスはこの1試合を勝ったからと言って手放しで喜んでいられる状態ではありません。

本当に意味で真価が問われるのはミッドウィークのマッカビ・ハイファ戦であり、そしてその次のミラン戦。

3対0の快勝だったので、編集長としても喜びをタマタマさせたい気持ちはありますが、ここは兜をタマタマして、早速次のマッカビ・ハイファ戦に向けて気持ちをタマタマ出来ればと考えています。

 

 

 

 

って事で、マッカビ・ハイファ戦もタマるぜ!

 

 

Forza Juve!