交渉も最終段階!ユベントスがピャニッチ獲得に向けてラストスパート




Nicolo Schira

ユベントスはピャニッチに近付いており、代理人であるラマダニはこの移籍を実現する為に全力を尽くしている。

契約はローン移籍となるが、ピャニッチの年俸850万ユーロの半分をバルセロナが負担する事になる。選手自身もユベントスへ戻る事を強く望んでいる。

 

8月31日の移籍期限までラストミニッツ。ユベントスが稀代のプレーメーカーを連れ戻す可能性が高まって来ました。

 

ついては、ピャニッチ獲得が実現した場合、チームにどんな影響を及ぼすのかを考えてみたいと思います。

 

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攻撃の起点

まずは何と言ってもこれでしょう。

先日ホームで敗れたエンポリ戦でも明らかだったように、現在のユベントスにおいて「試合を作る事の出来るミッドフィルダー」はゼロ。怪我で戦線離脱している、怪我で戦線離脱している(忘れている人もいるかもしれないので、同じ事ですが2度言いました)ラム兄にしてもレジスタとしてはまだまだ全幅の信頼を置く事は出来ませんし、新加入のチリパー(仮)にしてもフィットするのにどれだけ時間が掛かるか分かりません。

「‘’計算できる‘’レジスタの加入」、ピャニッチ獲得がチームにもたらす意味は、これが1番大きなものだと考えます。

 

 

ロカテッリの控えとして

ユベントスでの実績がないだけに、チリパーが必ずフィットするとは言い切れませんが、それでも3500万ユーロを費やして獲得したイタリア代表MFが『レギュラー候補』である事に疑いの余地はありません。

しかしそのチリパーがレジスタの位置にピッタリとハマったとしても、ひとりで全試合を出場する事は非現実的。この試合過多、過密日程が当たり前のヨーロッパサッカーシーンにおいて、同じレベルのプレーメーカーを2人抱える事は、CL上位進出を目指すチームにとっては当然の対策だと言えます。

ピャニッチの頭髪はめっきり薄くなりましたが、選手層が厚くなる事は間違いないでしょう。

 

 

ロカテッリのメッザーラ起用

そして何気に語られていませんが、ピャニッチが加わる事により、チリパーをメッザーラで起用する事も可能となります。

優勝を飾ったユーロ2020において、チリパーはスリーボランチのうちのメッザーラの位置で5試合に出場し、そしてご存知の通りスイス戦では2ゴールを記録。プレースタイルを鑑みても「純粋なプレーメーカー」ではなく、ともすればメッザーラの方が持ち合わせている能力を最大限引き出すかもしれません。ヒロシにしても、ピャニッチをレジスタに、チリパーをメッザーラに置いた4-3-3を試す事も出来ると考えます。

まだ現時点では何とも言えませんが、しかし『ユベントスのロカテッリ』としてどこか最適ポジションかをはかる上でも、ピャニッチ獲得は大きな意味を持たせると言えるのではないでしょうか。

 

 

ロカテッリとの同時起用

チリパーについてまだ「100%大丈夫V!」と言えない理由のひとつには『システム』があります。

頭角を現したサッスオーロでは長きに渡り4-2-3-1の2の部分、すなわちツーボランチの一角を担当していましたが、ユベントスでは4-3-3のレジスタを任される可能性もあり。しかしピャニッチ獲得に合わせてツーボランチを敷く4-4-2、または4-2-3-1をベースにする可能性もあり、そのツーボランチにピャニッチとチリパーが並べば『鬼に金棒』『マッケニーにうまい棒』と言って間違いありません。

もちろん『チリパーと主任』『チリパーとラビ彦』『チリパーとラム兄』と言う並びも考えられるものの、しかし主任とラビ彦はサイドハーフとして、ラム兄はオフェンシブなポジションで起用した方が、それぞれの能力を発揮出来るのではないかと予想します。

チリパーとピャニッチのダブル司令塔。考えただけでも『おら、ワクワクすっぞ!』ですね。

 

 

まとめ

昨シーズンまで一社独占販売となっていた「直接フリーキックを蹴れる権利」が、今シーズン第2節より一般販売される事になりましたので、ピャニッチ獲得に際してはその辺の恩恵を受けるかもしれない事を、最後にお伝えさせて頂きます。

小さい画像ながらも、中央に‘’ナス顔のアイツ‘’がいる事が分かりますね。

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【最新のユベ議室お題😎】

ライバルの偵察なんかもしているみたいですよ。