ユベントス、‘’替えの利かない選手‘’ ダニーロとの契約を1年延長へ!
まさか、このオジさんが今シーズンここまで存在感を示すとは、夢にも思いませんでしたけど、夢に出て来るには少々こってりした顔なので、良かったかもしれません。
TuttoSport
ユベントスは、現在2024年6月までとなっているダニーロとの契約を、1年間延長する事を考えている。
となると、契約が満了する2025年6月にオジーロは43歳に。いぶし銀と老け顔に更に磨きが掛かっている事ではないかと思います。
▶選手の愛称説明→(選手名鑑)
て事で、今日はマルチロールをこなすオジーロに関して、『各ポジションの適性と可能性』についてお届けしたいと思います。
スリーバック
ユベントス加入初年度なった昨シーズン、なかなかの低評価だったオジーロがこれだけ存在感を示しているのも、『可変式スリーバックを見事にこなしているから』にあります。守備時はサイドバック、攻撃時はスリーバックにポジションを変える訳ですが、この両ポジションをここまでこなせる選手は世界を見渡しても数名しか思い付きません。
通常、サイドバックの選手にセンターバックを任せると強度に不安を覚える事が多く、逆にセンターバックの選手にサイドバックを任せた場合には、攻撃参加に物足りなさを感じであろう事は想像にた易い所です。
例えば『世界有数』と言われるアレクサンダー・アーノルドとロバートソンと言った、リバプールが誇る両サイドバックがスリーバックに入る事はあまり想像出来ませんし(実際には分からんけど)、デ・リフトのサイドバックに関しても然り。もちろん各々が他の部分でユーティリティ性を持ち合わせている事もありますが、しかし先ほどもお伝えした通り『センターバックとサイドバック』の異なるポジションを、ここまで器用にこなして見せる選手は多くはありません。そしてオジーロが今シーズンのユベントスにおいて『替えの利かない蟹座』と言われる所以は、ここにあると言って間違いないと思います。
ちなみに、編集長が認識している限りでオジロールをこなせる選手は、冨安健洋とマッティア・ユッティくらいしか思い当たらないのですが、いかがでしょうか?
ボランチ
ラツィオ戦、カリアリ戦と立て続けにボランチでスタメン出場を果たしたオジーロですが、この2試合で見せた適応力に、だっふんだしたファンも少なくないはずです。
ユベントス移籍後ボランチ初挑戦となったラツィオ戦については覚束ない部分もあり、見ている方としても「本職じゃないし39歳だから、これくらいで御の字だよね」と言った意見もあったのですが、しかしその次のラツィオ戦では見事に与えられたタスクをこなしました。中でも特筆すべきは『守備的なボランチ』として自分の特徴を意識した動きを見せた事で、相棒を組んだラビ彦がひとつ前めの位置を取れた事、そしてシンプルなプレーで攻撃にリズムを生んだ事にあると考えます。
決してボールキープ力が高い訳でもなく、パスセンスがある訳でもないので、シーズンを通じてボランチを任せるには正直物足りない部分もあるかと思いますが、それでも怪我人続出でスクランブル態勢になった場合のスタメンはアリ寄りのアリですし、さらに『守備的に入りたい試合』や『ほのぼのさせたい試合』での起用についても、モハメド寄りのアリだと思います。何気にカリメロとの『ブラジル人コンビ』も面白いかもしれませんな。
サイドバック
たぶん一番苦手なポジショニンだと思うので、極力任せないであげて頂きたいと存じます。この一年で積み上げた評価と信頼が一気に崩れ落ちる可能性がありますし、見方によっては『イジメ』に取られるかもしれません。小五郎監督にしても十分な配慮をして頂きますよう、お気をつけ下さいませ。
まとめ
ぶっちゃけ、小五郎が監督に就任していなかったらここまで評価が高まっていたと思えませんが、このチャンスを掴んだのは間違いなくオジーロの力であり、39歳のベテランがなせるワザで間違いありません。
そして見ている方がホッとする人柄も魅力のひとつ。引き続きユベンティーニに『ホンワカパッパ、ホンワカパッパ、オジえもん』な所を見せて欲しいと願う次第です。
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んんん、アンカーはピルロではなくマルキジオだと。。。🙄https://t.co/HbYU1Gf1dZ pic.twitter.com/mUn3NqDT7m
— 編集長ミツ😎【月刊ユベントス公式】 (@system442) March 18, 2021