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Football Italia
ユルディスとの新契約、合意に至らず
ユベントスはケナン・ユルディスとの新契約をいまだ正式に締結できていないものの、クラブ内部では延長に向けて前向きな見通しを維持している。チェルシー、アーセナル、そしてバルセロナといったビッグクラブが若きトルコ代表への関心を強める中でも、ユベントスは引き留めに自信を持っている。
ユルディスは2022年夏、バイエルン・ミュンヘンのユースからフリートランスファーでユベントスに加入。以降、急速に成長を遂げ、現在はトップチームで伝統の背番号「10」を背負う存在となった。
交渉は一時停滞、延長は2030年までの見込み
今年5月に20歳を迎えたユルディスの現行契約は2029年6月まで。数か月前から延長交渉が進められていたが、最近になってそのペースが鈍化していると報じられている。
現在の年俸は150万ユーロだが、新契約ではその3倍となる額が提示され、契約期間も2030年6月まで延長される見通しだ。イタリアでは6年契約が最長であるため、これは最大限の条件となる。
それでもユベントスは、ユルディスが国外からの誘いを断り、クラブに忠誠を誓うと確信している。
プレミア勢が高額オファー、ユーベは拒否
『クオティディアーノ・スポルティーボ』によれば、アーセナルはユルディス獲得のためにガブリエウ・ジェズスを譲渡し、さらに5500万ユーロを上乗せする構えを見せているという。
一方、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ユベントスが7月にチェルシーから届いた7000万ユーロのオファーを断ったと報じている。クラブとしては、チームの将来を担う存在としてユルディスを絶対に手放したくない意向だ。
今季も攻撃陣の中心として存在感
ユルディスは今季、セリエAとチャンピオンズリーグを合わせて8試合に出場し、2ゴール4アシストを記録。イゴール・トゥドール監督の下で攻撃の中心的な役割を担っており、チームに欠かせないピースとなっている。
交渉の行方は依然不透明だが、ユベントスにとってユルディスの残留はクラブの未来戦略を左右する重要案件となりそうだ。


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