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JuventusNews24
トゥドール、攻撃陣の序列を確立へ 「流動的な起用」は終わり
代表ウィークを迎えたユベントスで、大きな決断が下された。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、イゴール・トゥドール監督は今後の方針を固め、これまでのローテーションをやめて、固定されたスタメンでチームに安定感と連携をもたらす戦略へ切り替える構えだという。
これまでトゥドールはジョナサン・デイヴィッド、ドゥシャン・ヴラホヴィッチ、ロイス・オペンダを試しながら前線を組み替えてきたが、明確な成果を得られず。起用のたびに選手の信頼関係やリズムが崩れたこともあり、ついに「実験」は終わりを迎えることになる。
“本命”はデイヴィッド トゥドールが完全信頼
新たな方針のもとで、最も恩恵を受けるのがジョナサン・デイヴィッドだ。
直近のパフォーマンスは際立っていないものの、トゥドールは依然としてカナダ代表FWに絶大な信頼を寄せている。機動力と連携力に優れるデイヴィッドを、システムに最もフィットするストライカーとみなしており、今後は彼を軸に据えてチームを再構築する意向だ。
次節コモ戦から、デイヴィッドが“背番号9”として先発を任される可能性が高い。監督は「継続性」をテーマに掲げ、デイヴィッド中心のアタッキングユニットを固定していく方針と見られる。
ヴラホヴィッチに決定的な影響、放出の可能性も
この決断により、立場が最も揺らぐのがヴラホヴィッチだ。
序列が明確になったことで、セルビア人ストライカーは事実上の構想外に近い立ち位置となり、冬の移籍市場での放出が現実味を帯びている。契約満了での退団を避けるためにも、クラブは1月の売却に前向きとみられる。
トゥドールはついに、自らの戦術に最も合う“9番”を選んだ。ユベントスはジョナサン・デイヴィッドを軸に、新たなサイクルへと歩み出そうとしている。


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