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JuventusNews24
ザークツィ、出場機会の少なさに不満爆発
マンチェスター・ユナイテッドで新たな火種が生まれつつある。ユベントスがかねてから注視しているジョシュア・ザークツィが、クラブでの現状に強い不満を抱いているという。
『デイリー・メール』によれば、オランダ人FWは「出場機会の少なさに深く失望しており」、すでに1月の移籍市場での退団を真剣に検討していると報じられている。
ザークツィの不満は主に2つの要因から生じている。ひとつは出場時間の問題だ。ルベン・アモリム監督の下で今季わずか82分の出場にとどまっており、8試合中スタメンはゼロ。前節サンダーランド戦でもフル出場を逃し、ベンチに座り続けたことが決定的な亀裂となった。
代表落選も決定打に、キャリア再生へ移籍決断か
もうひとつの理由は代表チームへの影響だ。ロナルド・クーマン監督率いるオランダ代表の最新メンバーから再び外れたことが、ザークツィの決意を固めた。
本人は2026年ワールドカップ出場を目標に掲げており、出場機会を得るためにはクラブを離れるしかないと考えている。プレーできない環境でこのまま時間を浪費することは、代表復帰の望みを遠ざけると感じているようだ。
42.5億円で加入も期待外れ、冬の移籍が現実味
ボローニャから移籍金4250万ユーロ(約73億円)で加入したザークツィだが、ユナイテッドでの冒険は終始トーンダウンしたままだ。昨季は結果を残せず、今季もアモリム体制のもとで状況は改善されていない。
ベンヤミン・シェシュコの控えという立ち位置に甘んじ、実質的に戦力外に近い扱いを受けている。こうした状況から、1月の移籍は“既定路線”となりつつあり、レンタルか完全移籍かは別として、退団の可能性は極めて高い。
ユベントスがチャンスを狙う、冬の動きに注目
ザークツィの苦境は、ユベントスにとって千載一遇のチャンスとなり得る。クラブは以前から彼の獲得に関心を示しており、状況が動けば即座にアクションを起こす構えだ。
当初は来夏のターゲットと見られていたが、選手本人の不満と移籍希望が明確になったことで、交渉が前倒しされる可能性もある。
トゥドール率いるユベントスは、攻撃陣の強化を冬のマーケットで狙っており、ザークツィの名前はそのリストの最上位にある。
ユナイテッドで燻る才能がトリノで再び輝きを取り戻すのか──1月の移籍市場に注目が集まる。


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