ユベントスがコロ・ムアニの来季残留を計画 ── ヴラホヴィッチ売却で完全移籍も視野に
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ユベントスがランダル・コロ・ムアニの来季残留を計画している。1月にPSGからレンタルで獲得した同選手は、トリノで即戦力としての価値を証明しており、クラブは契約を延長する方針だ。
ムアニの移籍がもたらした好影響
PSGで出場機会に恵まれなかったコロ・ムアニは、シーズン後半戦のレンタル移籍でユベントスに加入。フランスでは定位置を確保できず苦しんでいたが、イタリアでは早速ゴールを量産し、攻撃陣の強化に貢献している。
ユベントスはシーズン前半戦、ドゥシャン・ヴラホヴィッチの不安定なパフォーマンスにより、得点力不足に悩まされていた。その中でムアニの加入は大きなプラスとなり、選手本人もトリノでの新たな挑戦を歓迎している。PSGの構想から外れた彼にとって、セリエAで自身の価値を証明する絶好の機会となっている。
買取義務付きレンタルで再獲得へ
しかし、ユベントスがムアニを完全移籍で獲得するには高額な移籍金が障壁となる可能性がある。『Tuttomercatoweb』によると、スポーツディレクターのクリスティアーノ・ジュントリは、来季もムアニをレンタルで獲得し、その契約に買取義務を盛り込む計画を立てているという。
この資金を捻出するため、ユベントスはシーズン終了後にヴラホヴィッチをヨーロッパのクラブに売却する方針。セルビア代表FWはチーム内での序列が下がっており、クラブも適切なオファーがあれば放出を検討している。ヴラホヴィッチの移籍金をムアニ獲得の原資とすることで、ユベントスは攻撃陣の再編を進める狙いだ。
モッタの戦術に適したムアニ
コロ・ムアニはすでにユベントスの攻撃にポジティブな影響を与えており、前線でのリンクアップや決定力の高さを証明している。ティアゴ・モッタのシステムにも適応しており、ヴラホヴィッチよりも戦術的にフィットする可能性が高い。
この計画が実現すれば、ユベントスにとって大きな転換点となる。クラブはより統一感のある攻撃ユニットを構築し、モッタの下で新たなスタイルを確立することを目指している。