現地ジャーナリスト「ユルディスを必要以上に取り上げるのは危険である。我々はバロテッリのことを…」



 

 

 

 

【JuveFC.com】

ユベントスは、才能ある若手選手を育成するために大きな進展を遂げており、何人もの選手をトップチームに昇格させています。

クラブは積極的なアプローチを取り、イタリアサッカーにおいて先駆的な取り組みとしてBチームを設立し、U19のメンバーから才能ある選手の成長と発展を促進しています。

監督であるマックス・アレッグリの指導のもと、ユベントスはセリエAのタイトルを争い、イタリアカップでも成功を収めています。

昨日のサレルニターナとのコッパ・イタリアの試合でユベントスは6-1で勝利し、数人の若手選手がピッチで躍動する姿を見せました。

クラブのユース世代からの際立ったパフォーマーの1人は、今シーズン、トップチームに昇格したケナン・ユルディスです。

ユルディスは直近の3試合で2得点という印象的な活躍を見せ、クラブが若手選手を育て、トップチームに組み込む取り組みの効果を示しています。

試合後、ファブリツィオ・ポンチローリはTuttomercatowebに引用されたように、次のように述べています。

「昨日ユベントスは完璧な試合を披露し、チャンスを得た若者たちはそれを最大限に活かすことができました。

ノンジェは私に対して、自身が重要な選手であると示してくれました。

優れたミレッティが再び見られ、イリングもいくつかのミスと交互に重要なプレーをしました。

この試合では特にユルディスについて語られており、彼が優れたレベルの選手であることが分かりますが、周囲が必要以上に騒ぐことには注意が必要です。我々はバロテッリのことを覚えておかなければなりません。」

 

(JuveFC.comここまで)


 

 

 

【編集長ミツひと言】

 

 

編集長、ポンチローリのおっちゃんのこの意見には賛成でして、確かにユルディスがモノホンの選手であることは間違いないものの、まだシーズンを通して活躍したことはなく、言うなれば「これから」のプレーヤー。

これだけ周囲が騒がしくなると本人も勘違いする部分があるかもしれませんし、ともすればそれがプレッシャーになる可能性も十分あり。

そしてこれまでの歴史を振り返ると、ユベントスだけではなく世界中で若くして頭角を現した若手選手が、周りからチヤホヤされた末に大成せずに、消えていってしまったケースが思い出されます。ポンチローリさんがバロテッリの名前を出したのも、ある意味その類のことを言いたいんだと思います。

兎にも角にもユルディスはこれからの選手であり、それこそ我々ユベンティーニが地に足をつけて18歳の若者を見守るべき。

「デル・ピエーロの再来」とか「来シーズンの背番号10候補」とか「いきなりピンちゃんの年俸を超えてしまうとかはありませんよね?」とかは、まだまだ先のこと。

まずはユベントスで定期的に出場機会を得ること、そこを当面の目標として、じっくりコトコト育てることが出来ればと考えています。