キエッリーニ退団のユベントス、ルガーニ放出でアチェルビ獲得か!



Sport Mediaset

今シーズン限りでユベントスを離れるキエッリーニに代わるセンターバックとして、アッレグリはラツィオのアチェルビ獲得を望んでいる。

ユベントスはルガーニを交渉の一部に織り交ぜたいと考えている。

 

って事で、遂にロボの退団が発表されたユベントス。まぁ「今年38歳」て事を鑑みれば当然ちゃー当然ではあるものの、しかしその穴を埋められないとなれば、来シーズンのユベントス守備陣が「まいっちんぐ」になる事は間違いなし。

そんな中でアチェルビと揉太郎の交換トレードの話が浮上してきた訳ですが、さてこの話はチームにとってポジティブなのか、それともネガティブなのか、はたまたモミモミなのか。アチェルビ獲得と揉太郎放出の双方から検証してみたいと思います。

 

 

アチェルビ

まずはヒロシが獲得を望んでいると言われるアチェルビについて。

現在ラツィオに所属するフランチェスコ・アチェルビは、イタリア代表にも名を連ねるセンターバックで、年齢は(今年)34歳。まぁ、経験のあるベテランちゃーベテランであります。

アチェルビと言えばラツィオのイメージが強く残るものの、実は頭角を現したのはその前になりまして、2013-18まで所属していたサッスオーロでは173試合に出場。2014年にはイタリア代表デビューも飾っております。

 

特徴は強靭なフィジカル(193センチ・90キロ)と豊富な経験である事は間違いないのですが、更にそこに付け加えたいのが「左利き」と言う事。ロボが抜けたユベントスCB陣については、ポヌッチ、フトシ、揉太郎、オジーロ、ユッティと右利きばかりが揃っており、センターバックを起点として攻撃を組み立てるなら左利きの選手が欲しいのは明らか。そう言った観点から見ても、アチェルビは「最適」と言えるかもしれません。

揉太郎を含めた交渉がどうなるか分かりませんが、TransferMarktの試算ではアチェルビの市場価値は500万ユーロ。「何となる」っちゃー「何とかなる金額」だと捉えています。

とは言え、やはり34歳と言う年齢はちょっちゅ気になる所。編集長的には「若手センターバック、例えばブレーメルとかミレンコビッチとかブレーメルとかブレーメルとかを獲得した上で、バックアッパーとしてならアチェルビ獲得はアリ寄りのアリ」だと捉えている次第であります。

長い目で見たら、やっぱり20代半ばから後半のセンターバックは1人欲しいですよね。

 

 

ルガーニ

今シーズンも「困った時のルガーニ」で、チームを救ってくれた揉太郎ですが、終わってみれば出場は17試合で、そのうちスタメンはわずかに13。「世界ナンバーワン第4センターバック」の称号に恥じない記録を残しております。

揉太郎に関しては「第4センターバック」としてはこの上なく頼りになる事は間違いなく、しかし今年28歳と言う年齢を鑑みると、トップモミディションでプレー出来るであろう直近3〜4年をベンチではなくピッチの上で過ごしたい所。しかし、今シーズンの起用法を見る限り、「アッレグリの信頼を掴んだ」とは言えない事は明らかであります。

 

そこにラツィオを率いる山ちゃん登場。

2019-20シーズンにユベントスを率いた山ちゃんですが、揉太郎についてはエンポリの監督に就いていた2013-15に指導経験あり。それもあり、今回は揉太郎のラツィオ移籍話が挙がったのではないかと予想しますが、編集長的には「それも悪くない選択肢かな」なんて考えています。

ユベンティーニとしては揉太郎がいる事で安心感とモミモミ感が生まれる事は間違いありませんが、先にも触れたように揉太郎も28歳を迎え、もはや「揉んでいればよい年齢」でもなし。山ちゃんの下へ移籍すれば、少なくとも出場機会が増える事は間違いなく、またヨーロッパリーグ出場(ほぼ)確実となるラツィオでプレーする事は、揉太郎自身の経験としてもプラスになるのではないかと考えます。

 

話がぶっ飛びますが、「山ちゃんの下へ」と書いた所で思い出したんですけど、山ちゃんのラストネームが「山下」だと覚えている方はどれくらいいらっしゃいますでしょうか?

 

 

やかましいわっ!

 

 

 

まとめ

アチェルビも確かにナイスーな選手ではあるものの、34歳と言う年齢を鑑みると「主力として獲得はちと違うのかな」と。

まずはブレーメルなりミレンコビッチなりブレーメルなりブレーメルなりで、足場を固めた上で「アチェルビ⇔揉太郎の話を進めた方がいいかなぁ」とも思います。

 

まぁ、なんだかんだ言って揉太郎は残りそうな気もしますし、なんだかんだ言って土壇場で「困った時の揉太郎」ってなりそうですけどねー。