【男は背中で語るもんだろ！】2020-21シーズン第23節 vs クロトーネ戦マッチレビュー

2021年2月23日

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ユベントス 3-0 クロトーネ

▶選手の愛称説明→(選手名鑑）

ナポリ戦、ポルト戦と連敗を喫し、この試合に敗れるような事があると「やめられない止まらないかっぱえびせん状態」となってしまうユベントスでしたが、CR7（＝Cristiano Ronaldo7）の2ゴールに加え、AB14（＝Aflo Boy14）のダメ押し点により3対0でクロトーネを一蹴いたしました。

やっほい！

って事で、まずはスタメンから。

スタメンは現地の予想そのままでしたが、システムは可変式の3-5-2。上記の図ではヨシダサンと池崎が入れ替わる形になり、カリメロを怪我で、ラビ彦を累積で欠くツーボランチは久し振りに『主任＆池崎』のコンビに。結果としてですが池崎の運動量が多く、逆に主任は中央にドンと構える形になり（ワンアンカー気味？）、非常に良いバランスを保てたのではないかと考えます。

序盤は「かっぱえびせん」の重圧からか、非常に硬い感じの試合の入りになりました。攻撃に関してはスネ夫がベンチスタートとなった事によりなかなか楔のパスを入れる事ができずに、ワイドワイドにボールを運びなかなか決定機を作れず。そして少し前が掛かりになればクロトーネがショートカウンターを仕掛け、幾度かはシュートまで持って行かれる試合展開に。

しかし、そんな重い雰囲気を吹き飛ばしたのが『俺たちのズルムケ』ことキーちゃん。前半38分、セットプレーの流れから健さん（旧：ドンキー）が入れたクロスに頭で合わせて先制。このゴールでチーム全体にのしかかかっていた「かっぱえびせん」がだいぶ軽くなったように感じます。

そしてその先制点のアシストを決めた健さんなのですが、この試合でも寡黙な姿で途中交代する86分まで自分の役割を全うし、攻守に渡り安定感抜群のプレーを披露してくれました。守備に転じればすぐさま4バックの左サイドに入りクロトーネ攻撃陣の足止めにかかり、攻撃の際には高い位置取りで起点になるだけではなく、シンプルにクロスを入れる事でリズムも作っていました。

『男は黙って背中で語る』ではありませんが、審判に暴言を吐いてカードを貰う事もなく、フリーキックを誰かにぶつける事もなく、そして仮病で休む事もなく、この健さんと言う漢がフィールドで見せる一挙手一投足は、見ている方にも安心感を与えてくれている事は間違いないでしょう。

ちなみにその健さんに関して、ヘディングする時だけはなぜか変顔になるので、それだけは『ドンキー⇒健さん』に愛称が変わったこのタイミングで、共有させて頂きたいと存じます。

そう言う事で、サンドロの愛称は『健さん』になりました。高倉の方の健さんなのか、堀内の方の健さんなのか、はたまた渡部の方の健さんなのかは、今後慎重に見極めて行きたいと思います。

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そんな流れで、健さんの変顔で結構なスペースを使ってしまったので足早に振り返りを進めますと、キーちゃんの先制点で完全にペースを掴んだユベントスがその後2点を追加して勝利を収める訳ですが、その中で特筆すべきはヨシダサンと池崎の動きにあると思います。ヨシダサンは相手のディフェンスラインとボランチの間にスペースを見つけては顔を出してリンクマンとなり、池崎は冒頭にも触れた通りボランチの位置から積極的に前に出て、守備時にはクロトーネのショートカウンターを封じる役目を、そして攻撃時には厚みをもたらしてくれました。

そしてこれらの動きはポルト戦で圧倒的に足りなかった部分であり、この試合を見て小五郎も『ぶーん、ぶーん』とサツマイモを振り回して喜んでいるのではないかと想像しています。ポルト戦までの3試合で、どんな選手配置と戦術を選ぶのか楽しみですね。

ちょっと長くなってきたので端折りますと、「先制点が決まるまでは少し‘’かっぱえびせん状態‘’だったけど、その後は全体的に連動していて、狙い通りの試合運びを見せる事が出来た」と言う事で間違いないと思います。まぁ、余計な画像とか使わなければ、もっと色んな事に触れる事ができたんでしょうが、これが月ユベであり、それはすなわち『This is 月ユベ（＝サカキンに掲載された後に、SNSで編集長の記事をdisっている人を目にして悲しくなりました）」になりますので、普通に試合のレビューを楽しみにされていた方におかれまして、ごめんちゃいでございます。