イタリアダービーは『無観客試合』での開催が決定。そして編集長は何を思う。



 

兼ねてから話が挙がっていたように、今週末に開催が予定されるインテルとのイタリアダービーは、新型コロナウィルスへの影響を鑑みて『無観客試合』となる事が発表されました。

 


 

優勝争いを演じる両チームの直接対決、そして『伝統のイタリアダービー』という事で、世界的にも注目されていたこの一戦でしたが、その前節の3試合が延期になっていた事もあり、概ね予想通りの決定となりました。

 

加えて、少し前の情報にはなるものの(それでも数日前だけど)、今回の法令に関しては対象が『(イタリア時間の)3月1日まで』とされている事から、「3月4日に予定されているミランとのコッパイタリア準決勝2ndレグは通常通り開催されるのではないか」と言うのが、報道と照らし合わせた上での見立て。今回のインテル戦同様に、ミラン戦もホームでの開催となるだけに、なんとかサポーターが入った状態で開催をして欲しい所ですが、現状を鑑みるとこればかりは何とも言えないでしょう。

 

 

そして少し余談になりますが、今回の件で編集長が感じた事をふたつばかりお伝えさせて頂きたいと思います。

 

まずひとつめは、インテル戦を観戦する為に日本からイタリアに向かったファンがいると言う事実。編集長も2018年11月に初の現地観戦を成し遂げているので、計画を立て、日本を経ち、イタリアに着き、そしてアリアンツスタジアムに足を踏み入れた時のワクワク感や感動はいまだ心の中に大きく残っています。それだけに、今回現地観戦が叶わなかった方の心情を考えると言葉になりません。現地がどのような状態になっているのかは分かりませんが、イタリアで少しでも『カルチョ』に触れて来られる事を祈っています。

 

次に今回の件で改めて『日々の生活をユベントスがどれだけ彩ってくれているか』を再認識出来たと言う事。日本のJリーグでも3月中旬までの延期が発表されており、同じくコロナウィルスが蔓延しているイタリアにおいて、前節同様に『開催せず(延期)』の判断が下されてもおかしくない状況だったと言えます。その中で無観客試合と言えども、週末のルーティンとなっているユベントスの試合を観戦できる事に安堵したのが本音です。もし、週末に試合がなくなってしまえば、それは退屈なものになってしまうのは明らかですから。

色々な要素が重なり、そしてどこかで誰かが決断を迫られている以上、その判断に対して私は不平も不満もそれこそ賛同も口にするつもりは一切ありませんし、そう言った立場にいる人間でもありません。それよりも今回の件に関しては、むしろ‘’日々の生活の中にユベントスがある喜び‘’を改めて噛みしめた次第であり、そして『当たり前が当たり前ではない』と認識できる機会となりました。

 

今週末は無観客試合になりますが、普段のユベントスライフが送れる事に感謝し、後はこの状態が続かぬ事とこれ以上被害が広がらない事を願うばかりです。

 


【リヨン戦を終えてピャニッチについて裏ユベで記事を書きました!】