CL逃せば再び大改革も――ユベントス、“ジュントリ体制”の先行きに不透明感


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JuveFC.com

過去2シーズンにわたり、スキャンダルの後遺症からの再建を目指してきたユベントス。その過程で、クラブは幾度となく苦渋の決断を下してきた。アンドレア・アニェッリ前会長の退任後、普段は現場に関与しないジョン・エルカンがクラブ再建に向けて主導的な役割を担い始めたのも、その一環である。

エルカンはスポーツ部門の全権をクリスティアーノ・ジュントリに託し、再建の陣頭指揮を委ねた。ナポリで実績を残したジュントリは、マックス・アッレグリ解任後の新指揮官選定など、重要な戦略的判断を任されることになった。

 

“ジュントリ体制”で続く監督交代の連鎖

ジュントリにとって最初の大仕事は、今季の開幕を託す指揮官としてチアゴ・モッタを招へいしたことだった。しかし、期待された結果は得られず、モッタは不振の責任を問われて早期に解任。就任から1年足らずでチームを去ることとなった。

ジュントリ体制になって以降、ユベントスはすでに3人の監督を迎えている。そのうち2人は彼自身が選んだ人物だったが、チームのパフォーマンスには依然として一貫性が見られず、ピッチ上での明確な進展は乏しい。

度重なる監督交代と結果の不安定さは、クラブがイタリアのトップに返り咲くための障壁となっているのが現状だ。

 

CL逃せばさらなる構造改革の可能性

『カルチョメルカート』によれば、今季チャンピオンズリーグ出場権を逃した場合、ユベントスは再び大規模な組織改編に踏み切る可能性があるという。対象は選手や監督にとどまらず、ジュントリを含む経営陣にまで及ぶ可能性がある。

エルカンはユベントスを再びセリエAの覇者、そして欧州の舞台で競争力のあるクラブに引き戻すという強い意志を持っており、現在の方針で成果が出なければ、さらなる厳しい決断も辞さない構えだ。

不安定な移行期をいつまでも続ける余裕はない。今後数ヶ月は、ユベントスの未来を大きく左右する決定的な期間となるだろう。

(引用元:JuveFC.com)

 

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