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ロカテッリに寄せられた期待と現在地
ユベントスがロカテッリを獲得した際、クラブ内外では“中盤を一変させる存在”として大きな期待が寄せられていた。
EURO2020での躍動により評価を急上昇させ、当時は世界屈指のミッドフィルダー候補として脚光を浴びていたロカテッリ。サッスオーロ時代からリーダーシップを見せていたこともあり、トリノでも成長曲線をさらに描くと信じられていた。
しかし、その期待は完全には実現しなかった。マッシミリアーノ・アッレグリの下で思うように力を発揮できず、イタリア代表での地位も失う形に。ユベントス加入後の数シーズンは、当初の予想ほどのインパクトを残せていないのが現状だ。クラブとサポーターが望んだ“中盤の支配者”への進化は、いまだ道半ばにある。
批判の矛先はロカテッリか、それともユベントスか
こうした状況について、元監督のボルトロ・ムッティは異なる視点から言及している。
TuttoJuveによると、ムッティはロカテッリ個人ではなく、むしろクラブ側に問題があると指摘した。
「ロカテッリ?彼はこんな扱いを受けるべき選手ではない。プロ意識の高い選手だし、ユベントスが彼の成長を十分に助けられていない。今季のチームが抱える問題は明白で、リーダーとなる存在が不在だ。そういう人物を作れる指揮官が必要だ。ロカテッリは優れた選手で、代表にも呼ばれている。批判されるような選手ではない。全力を尽くしているし、良い選手だ。クラブがもっとサポートすべきだ」
ムッティの評価は、ロカテッリに対する批判が過剰であること、そして彼を取り巻く環境の不備こそ本質的な問題だとするものだ。
ロカテッリは“環境”さえ整えば再び輝けるのか
ムッティの言葉から浮かび上がるのは、ユベントスのチーム構造そのものがロカテッリの成長を阻害しているという視点だ。
明確なリーダー不在、方向性を示す指揮官の不足、そしてチームとしての不安定さ――こうした要素がロカテッリの能力を十分に引き出せていないという指摘である。
それでもムッティは、ロカテッリの姿勢やプロ意識は高く評価しており、適切な環境が整えば再び高いパフォーマンスを取り戻す可能性は十分にあると示唆している。
一時は欧州でも有望株と目されたミッドフィルダーが再び躍動する日は訪れるのか。ユベントスの今後のチーム作りが鍵を握りそうだ。


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