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アッレグリ、古巣ユベントスのファンから温かい拍手で迎えられる
セリエAの注目カード、ユベントス対ミラン戦を前に、アリアンツ・スタジアムのビアンコネリサポーターがマッシミリアーノ・アッレグリを温かく迎え入れた。
試合自体は期待された展開にはならず、スコアレスドローに終わったものの、アッレグリにとっては感慨深い夜となった。
ユベントスの元指揮官は、試合前にスタジアム中から拍手と声援を受け、再び古巣の地で愛情を感じるひとときを過ごした。
「ありがとうマックス」 クルヴァ・スッドが横断幕で感謝のメッセージ
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、スタジアムアナウンサーがミランのスタメンを紹介している間、ユベントスファンは恒例のブーイングを送っていたという。
しかし、アッレグリの名前が読み上げられた瞬間、雰囲気は一変。スタンドは温かい拍手と歓声に包まれた。
クルヴァ・スッドのウルトラスは「いつでも誇りに思っている。すべてに感謝、マックス・アッレグリ」という横断幕を掲げ、かつての指揮官への敬意を示した。
さらに彼らはSNS上でも声明を発表。「あなたは決して敵ではない。偉大な監督。エンターテインメントは少なかったかもしれないが、数えきれないほどの喜びをくれた。おかえり、マックス」と綴り、58歳の名将に感謝の意を表した。
試合前には、アッレグリがユベントス時代の教え子たち、ケナン・ユルディスらと笑顔で抱擁を交わす場面も見られた。
「感情的な夜だった」 アッレグリが心境を語る
試合後、リヴォルノ出身の指揮官はDAZNのインタビューで、久々のアリアンツ凱旋について次のように語った。
「感情的な夜だった。ユベントスで過ごした8年間を支えてくれた多くの人々に再会できた。共に喜びを分かち合い、時には涙を流したこともあった。彼らに、そして温かく迎えてくれたファンに感謝している」
「今はミランの監督として、勝点1を持ち帰ったが、もっと良い結果を残せたはずだ。相手に“噛みつく”姿勢をもう少し見せるべきだった」
アッレグリが去ってもなお、トリノの街に残る彼の功績と影響力は色あせない。
この夜、スコアレスに終わった試合の主役は、間違いなく“帰ってきたマックス”だった。


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