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JuventusNews24
夏の移籍で早くもファンを魅了
エドン・ジェグロヴァは、夏の移籍最終盤にユベントスに加入し、早くもファンの心をつかんだ。抜群のテクニック、左足の予測不能なプレー、そして強い個性を初出場から見せている。一方でフィジカル面には課題が残る。トゥドル監督はこれまで試合途中からの投入にとどめており、好結果を出している。夏に本気で獲得を狙ったのはデ・ゼルビ率いるマルセイユのみであり、これもコンディション面の懸念が影響した可能性がある。
ドウグラス・コスタとの比較
自然と浮かぶのは、ドウグラス・コスタとの比較だ。バイエルンから40億円以上で獲得されたコスタは、ジェグロヴァと同じく左利きで、ドリブル突破や数的優位を作り出す能力が高く、試合を単独で変える力を持っていた。しかし、ケガの多さやプロフェッショナルとしての生活管理の課題により、そのポテンシャルをフルに発揮できなかった点が大きな違いだ。
共通点:背番号11、ドリブル、途中出場での影響力
ジェグロヴァとコスタには多くの共通点がある。二人ともユベントス加入時に背番号11を選び、ドリブルでゲームを切り裂き、味方を助けながら試合の流れを変える力を持つ。ジェグロヴァはすでにキャラクターと才能を示しており、ドルトムントやアタランタ戦での途中出場が決定的な影響を与えたことが証明している。
フィジカル管理の重要性
両者に共通する課題はフィジカル面だ。コスタは3シーズンで50試合以上をケガで欠場した。ジェグロヴァも長期間の腰痛(恥骨炎)から復帰したばかりで、プレーリズムはまだ調整中。トゥドルとスタッフは、途中出場や先発出場を組み合わせながら慎重に管理し、コンディションとパフォーマンスを両立させる必要がある。
背景とチーム状況の違い
最大の違いはチーム環境だ。コスタはスター揃いのユベントスで欧州の頂点を目指すチームにいたが、ジェグロヴァはより若いチームに加入。国内での競争力回復を目指すチームの中で、成長と結果が求められる。ユベントスは現在、安定と未来へのステップアップを目指しており、ジェグロヴァの活躍が重要となる。
時間と試合を重ねる中で、ジェグロヴァがユベントスの次なるドウグラス・コスタになれるかどうかが明らかになるだろう。


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