
Football Italia
ユベントスのイゴール・トゥドール新監督の下で、ケナン・ユルディスが本来の輝きを取り戻しつつある。チームはチャンピオンズリーグ出場権を懸けた争いでトップ4圏内に浮上し、同時に今後のチーム編成にも大きな影響を及ぼす重要局面を迎えている。
トルコ代表MFは、トゥドール就任後の3試合で2ゴールを記録。指揮官の信頼に即座に応え、ユベントスに2勝1分という好成績をもたらした。この結果、ボローニャを抜いてセリエA4位に浮上し、CL出場権獲得に向けて優位な立場を確保した。
ユルディスは、ティアゴ・モッタ前監督の下で失速していた時期とは対照的なパフォーマンスを披露。モッタ体制終盤の10試合ではわずか1ゴールにとどまっていたが、ここにきて懐疑論を完全に払拭した形だ。
だが、ユルディスの将来は、ユベントスのチャンピオンズリーグ出場可否と密接にリンクしている。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、マンチェスター・シティやユナイテッド、チェルシーといったプレミアリーグ勢が19歳の才能に熱視線を送っており、仮にユベントスがCL出場を逃した場合、財政的事情から同選手を高額オファーで手放す可能性が出てくるという。
また、クラブは補強戦略においてもCL出場を死守する必要がある。ターゲットの一人であるマンチェスター・ユナイテッドのラスムス・ホイルンドには、6000万ユーロの値札が付けられているとされ、ユルディスを含む主力を維持したまま補強を行うためには、欧州最高峰の舞台から得られる莫大な収益が欠かせない状況だ。
今季終盤戦、ユベントスにとって勝点以上に重みを持つのは“チャンピオンズリーグ出場”というステータス。ユルディスを守るか、それとも手放すか――運命の分かれ道は目前に迫っている。

