アリーゴ・サッキが持論を展開「インテルの独走を許したユベントスとミランを批判すべきではない」



 

 

 

 

【JuveFC.com】

アッリーゴ・サッキは、インテルが単独でリーグ首位に立っている中、それを許しているユベントスとミランを批判することは意味がないと主張しています。

シモーネ・インザーギのインテルは、今シーズン素晴らしい成績を収め、イタリアのチャンピオンとしてタイトル獲得に向けて進んでいます。

ユベントスは長い間、インテルとの間に大きなポイント差を許さなかったものの、最終的にはタイトル争いから姿を消し、彼らはもはや有力な競争相手とは見なされていません。

まだ多くの試合を残していますが、インテルがタイトルを失う可能性を否定することはできません。

一部のアナリストが、インテルの独走を許したユベントスに対して批判しているにもかかわらず、サッキはそのような期待は現実的ではないと考えています。

彼はTuttoJUVEの引用によれば、次のように述べました。

「インテルは壮観で、モダンで、ヨーロッパ的なサッカーを披露しています。そして、ミランやユベントスがネラッズーリに追いつけないことを批判するのは適切ではありません。

今後は状況を読み取り、それに応じて行動する能力が必要です。ミランは適切な価格で機能的な選手を獲得しなければなりません。そしてそのチームを機能させるべく能力のある人物、つまり監督の存在が大きな意味を持ちます。」

 

(JuveFC.comここまで)


 

 

【編集長ミツひと言】

もはや「インテルの一人旅」と表現してもおかしくない今シーズンのセリエA。

先日、インテルは未消化だったアタランタとの試合を4対0の大勝で終え、これでユベントスと同じ26試合を終えた時点での勝ち点は69。ユベントスとの差は実に12に開くことに。淀川長治がインテルリスタだったら、ユベントスファンに向けて「さよなら、さよなら、さよなら」と口にしていたに違いありません。

 

 

その状況について、サッキは「インテルが強すぎる」と説明しており、それには悔しいかな編集長も同感。

26試合を終えて22勝3分1敗の数字は、年間勝ち点100を超えるハイペースであり、決してユベントスやミランが「だらしない戦いを見せたから」とは言えないはずです。

となると、ユベントスが目指すべき場所は2位。

一足早くラツィオ戦で勝利を収めたミランが勝ち点差1でピタリと3位に付けておりますが、ユベントスは少なくとも1馬身差以上となる勝ち点差4を保っていればセーフティリードとなり、そしてメンタル面でも余裕を持って臨めるはず。

明日のアウェイでのナポリ戦は厳しい戦いになることは間違いありませんが、フロジノーネ戦で体現したFino Alla Fineの精神を胸に、戦う姿勢を見せて欲しいと願います。

恐らく、ナポリ戦も揉太郎の「スカイモミハリケーン」で勝つと、編集長は考えています。知らんけど。