【さいちゃの目】前半戦の評価と冬季市場の展望



 

お久しぶりです、さいちゃです。

11月から長期出張に入り、なかなか筆をとる時間が作れませんでした。というのは言い訳で、実際は毎年恒例の「継続性の無さ」が炸裂したことと、VALORANTにハマってしまったことが原因です。後半戦はなおさら出没機会が減ると思われます。

さて、今回は前半戦の監督・選手評価と、それを踏まえた上での冬の補強(して欲しい)選手を挙げていこうと思います。

 


 

アッレグリのいい点と悪い点

守備構築おじさん

サッリ、ピルロで完全崩壊した守備陣を再建したのはさすがの一言。鬼の4-4ブロック塹壕守備で失点の少なさはセリエ3位。自分でボールを持つことがほとんどできてない中でのこの数字ですので、守備に関してはほとんど言うことがありません。ディバラモラタがもっと守備に割り切れば、さらに失点は減ると思います(2人とも3~4年前は守備にも定評あったはずなのになぁ…)。あと、シュチェスニー、序盤にボロクソ言ってごめぬ。

 

ディバラ心中

これは悪い点、圧倒的に悪い点です。ディバラはサッリ期最終盤にCL強行出場をして以降は、フィジカル面で不安定な状態に。ただでさえ好不調の波が激しく扱いずらかった選手なのに、身体的不安定さまで持つ選手を中心に置けば、そりゃ攻撃面の構築はできない。いま1度、誰かを中心に組織を作るのではなく、組織の中に組み込める選手を起用することを望みます。これではロナウド中心の時と何も変わりません。むしろ、ゴールで全てのデメリットを帳消しにしていた前者よりタチがw…(ry

 

中盤の組み合わせ

そして頑なにこだわったダブルボランチ。守備とプレス耐性、ボールを持った状態での推進力に定評のあるマザコンを、空中戦の強さを理由に左サイドで起用。マザコンが器用なためある程度形にはなっていましたが、いまいち刺さっていたとは思えませんでした。FWからのコンバートってわけでもないし、エリア侵入も求めるのは酷。

また、アルトゥールの起用方についても疑問が。アルトゥールはショートパスでの組み立てはできるものの、展開を変える長距離のパスを持ち合わせていません。にも関わらず、頑なにアンカー起用にこだわったことは残念でした。ロカテッリと同時起用し中盤の構成力を高めるのがベストだと思いますが、これが出来ないのは2トップに守備強度の低い選手を採用しているためだと考えています(やっぱ4-4-2辞めようぜ)。

どちらも選手特性にあってない起用をされたが故の失敗だとは思いますが、12月頃に入って改善の兆しが見れました。左サイドに純粋なサイドアタッカーを起用することで死んでいたサイドが活性化しました。ディバラ型4-2-3-1も継続するのであれば、両サイドで幅を取れるこの形はベスト(開幕節はこれだったよな????)。あとは中盤…根本的にフォーメーションの見直しを期待します。

 

 

いまいちだった選手

では次に悪かった選手と良かった選手を

 

モラタ

昨季前半戦の確変によってハードルが上がりすぎたせいもあり、今季は悪すぎる印象に。本来は裏抜けワンタッチゴールと空爆性能が売りの選手。あの昨季の無双状態の感覚が抜けないのか、慣れないポストプレーに走って良さが消え、悪循環から抜け出せていません。まぁ3500万€も支払って買い取るかと言われれば、間違いなく買い取られないでしょう(おっとここでバルサくんが本気を……??いけ)。

 

ベンタンクール

今まで様々な監督に「得点力を上げればワールドクラス」と言われてきましたが、ついにその才能は開花せず。鬼プレスマシンとしての個性は唯一無二ですが、攻撃面があれすぎてレギュラー落ちすることとなりました。遂に来たか…!と思わせて毎回裏切られているので私の手首はもう限界です。低い位置で出し手に回るタイプは飽和してるし、他にも若い中盤いるので、評価額下がる前に売った方がいいというのが本音です。例え半分をボカに取られようとも、です。

 

サンドロ

開幕直後のプレーを見る限り、今季はついに復調か!と思ったのもつかの間。やっぱりサンドロはサンドロでした。マザコンが左サイド起用されていたことで左の幅取はサンドロに託されていましたが、攻め上がりを見せれず。ここ近年の右サイド偏重は全部サンドロが原因な気もしてきました(暴論)。元々は守備のエヴラ、攻撃のサンドロって感じで併用されていたんだけど、あの時の輝きは完全に失われたと言っても過言では無いですね。16-17ぐらいのガンガンサイドを駆け上がってゴール前に顔を出すサンドロはもう見れないのだろうか…

本当はキエーザも持ってるポテンシャルを考えればここに入れたいんだけど、推しなので甘々で行きます。後半戦に期待。

 

 

良かった選手

ベルナルデスキ

主人であるロナウドが消えたせいか、それともユーロでの自信が彼を変えたのか、今季は攻撃面も素晴らしい。アシストと言う目の見える結果に現れているのが本当に好印象です(ご褒美にゴールも来た。おめでとう!)。特に層の薄い左サイドで計算できるようになったのがデカいですね。この活躍なら年俸下げず契約延長して欲しいですね。

 

マッケニー

序盤は全く周囲との連携が合わず、ボロクソに言ってやりました()が、年末に近づくにつれ良くなっていきました。ラムジーが給料泥棒状態の今、攻撃的な中盤は本当に貴重。アッレグリの求める突貫兵タイプなので、安定感が増せばレギュラー当確間違いなしでしょう(4-2-3-1でも彼がトップ下でいいんじゃないか…?)。目指せケディラ。

 

ペッレグリー二

サンドロが不調なせいで余計に目立つイケメン。今季序盤の選手評価では逆張りしてやや過大に評価したつもりでしたが、ここまで出来るとは思っていませんでした。不安だった守備でもある程度計算できてますし、攻めでは連携重視で無理なドリブル突破を仕掛けないのがいい。パスで逃げれる足元のスキルと判断の良さが光ります。本当にエメルソンっぽさがある。目指せ代表の”ぱるる”ポジション。後半はしっかりCLリストにも入れて経験積ませてくだせぇ…

 

 

補強ポイント

以前から私のnoteを読んでいただいている人には分かりきったことですが、そう、センターフォワードですね。(モラタ退団確定ぽいので、攻撃的な中盤に回す余力はありません。高望みはしないから、干されているファンデベークをローン…え、できない?そう…)

現状のスカッドだとカイオ君以外は全員2トップで介護が必要なタイプなので、センターフォワードには1トップとして計算できるタイプが求められます。

今噂に上がっている選手だとヴラホヴィッチとスカマッカがいます。どちらも身長はありますが中身は全くの別物。分かりやすく言えばヴラホヴィッチは得点特化型で、スカマッカはジェコのような9.5番タイプです(イヴラ味ある?)。お金的に取れればの話ですが、どちらにトライしても面白いです。

ディバラ心中を継続しつつ、今季確実にトップ4を狙うのであればヴラホヴィッチ。今のディバラはフィニッシュ能力を捨ててチャンスメイク型に移行しつつあるので、9.5番よりは得点源となるストライカーが望ましいです(ピピータのような)。この1年ヴィオラでの活躍が確変だったとしても、彼の個人能力をもってすれば得点力不足を補うことは出来ると感じています。

来季以降を見据え、今季を完全に捨てシーズンにするのであればスカマッカ(この場合もCL圏は確保して欲しいけど…)。得点力のあるウィンガー(特にキエーザ)を活かすのにはもってこいです。しかし、如何せんブラホヴィッチと比べると実績の面で劣ります。今季は完全に我慢してじっくり育成してもいいよってならゴーサインですね。国産大型FWは怖いけど浪漫があるよね。(つーか、いくらCF貴重とはいえ、君ら高くね…?)

その他色々噂はあるようですが、イカルディだけはなんか合う気がしない。代理人戦争が勃発しかねん。ミリク、デパイ辺りは年齢バランスを考慮すれば割とドンピシャなところあるけどどうなるか。

 

 

終わりに

何はともかく、ディバラが後半戦コンディション安定するのであれば4-2-3-1でいいし、その場合補強はCF1枚で済むんですけどね。

16-17シーズンの劣化前ピピータが、センターフォワードとしていかに凄かったかを痛感するここ数年の筆者でした…では。

 


 

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Posted by 編集長ミツ