【スーパースターじゃない列伝】ミルコ・ヴチニッチ
こんにちは。kassiです。今回は月刊ユベントスとの連動企画「スーパースターじゃない列伝」をお届けいたします。
早速ですが、ぼくが紹介する選手はミルコ・ヴチニッチです。
ヴチニッチはモンテネグロ国籍のアタッカーでポジションは3トップの左サイド、またはCFとして起用されました。
彼は左サイドではカットインが得意なアタッカーで、CFとしては中盤に降りて他のアタッカーを活かす‘’偽9番‘’という、ポジションによって異なる役割を高いレベルで担うアタッカーとして活躍しました。
ユベントス加入当初は4-3-3の左サイドアタッカーとして、のちに3-5-2システムが採用されるとセンター・フォワード(CF)を務めます。特にCFのポジションでは、まずCFに当てることからスタートするというコンテ監督の戦術的なキーマンとして重要な役割を担いました。派手さや圧倒的なスピードや強靭なフィジカルがあったわけではないですが、楔のボールを受けて叩く(はたく)一連の動作がとてもスムーズで、丁寧なシュートが印象に残っています。ユヴェントスでは75試合に出場して21ゴールを記録しましたが、数字に残らない部分での貢献度は高かったように思います。
そして、彼の魅力はそれだけでなくかなり特徴的なゴールパフォーマンスです。
まずはご覧下さい。
からのー
からのー
からのー
ドヤ顔!
代表戦でも脱いでます。しかも脱いだショーツを頭に被るという合わせ技です。ヴチニッチの淡々とした実直なプレーからは想像もつかない衝撃的なセレブレーションでした。このあともちろんイエローカードをもらっています。ゴールセレブレーションで歓喜のあまりユニフォームを脱ぎ捨てる選手は珍しくないですが、ショーツの方を脱ぎ捨てる選手は彼ぐらいではないでしょうか。
加入から戦術的キーマンとして活躍したヴチニッチですが、13-14シーズンにジョレンテ、テベスが加入した事により出場機会を失います。その年の冬のマーケットで、インテルとの間でグアリンとのトレードが実現間近になったのを覚えている方も多いと思いますが、移籍が破断になっても文句も言わずプロとしての振る舞いを貫いたヴチニッチには感謝しかありません。
今回の月刊ユベントスの企画「スーパースターじゃない列伝」いかがでしょうか?こうして時を経てかつての選手にスポットが当たるのはとてもいい機会にだと思い寄稿させていただきました。
良かったらあなたが好きな『スーパースターじゃない選手』を教えて下さい。
お読みいただきありがとうございました。
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