【さいちゃの目】若き司令塔、ベンタンクールの起用法について



今回は月ユベ執筆チームから「さいちゃさん」の寄稿となります。さいちゃさんの目に急成長を遂げたベンタンクールはどう映るのか。是非、お楽しみ下さい。

 

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若き司令塔、ベンタンクールの起用法について

 

お久しぶりです。さいちゃです。今回はタイトル通りベンタンクールがこの先どのポジションで起用されるのがベストか考えて行きたいと思います。

 

全てを兼ね備える万能型?

いきなりですが、ベンタンクールの”良さ”ってなんでしょうか?他クラブのファンに説明するのは相当難しいと思います。なぜなら飛び抜けた長所が彼には無いからです。ラムジーの様な流動的な前線との絡み、ケディラの様なストライカーを追い越す動き、マテュイディの様な攻守両面の献身性やピャニッチの様に素早くパスを散らす能力は備わっていません。逆に短所は?と言われるとこれもまた難しい。それだけ全てのことを卒なくこなすことができる”総合力”と言う長所を彼は持っています。しかしこれは裏を返せば器用貧乏と言うことでもあり、最低限の穴埋めはできるものの全て選手が揃っている時はファーストチョイスになりづらいと思います。個人的にはすごくマルキージオの姿が重なります。

 

最適ポジションは?

さてそれを踏まえた上で、今後の起用法(ポジション)を探っていきたいと思います。サッリの採用する3センターではセンターハーフかアンカーになりますが、先ほども述べた様に特化型では無いゆえにどのポジションでも見劣りします。特に致命的だと感じるのが前線への貢献度。パスはある程度捌くことはできますが、あくまでセーフティなもの。ゴールに直結するスルーパスなどはあまり得意としていません。また、ストライカーをサポートする動きやゴール前への飛び込みにも寂しいものを感じます。これはアッレグリやサッリが「あとはゴールを決めることができればワールドクラス」と発言したことからも間違い無いでしょう。

ここまで読んだ方はもう想像がつくと思いますが、筆者が押しているのはアンカー起用です。もちろん運動量もある程度あるために動きすぎる不安がありますが、センス的要因の大きい攻撃貢献度と比べれば改善しやすいかと思います。実際、今季のイタリアダービーを含むアンカー起用時には大きな穴にはなりませんでした。どこでもこなせるセンスには‘’さすが‘’のひと言です。

 

 

アンカーに据える外的要因

彼をアンカーに推す理由は能力面以外にもあります。前回述べた様に、ユベントスのアンカーは補強が必要なポジションだと考えているからです。ただでさえ頭数の少ないアンカーにおいてピャニッチの高齢化が進んだことにより、代役を探しが急務。ただし、財政状況的に大金は出せない。トナーリなどを獲得できればいいものの、青黒さんにお金を積まれると勝てないでしょう。そうなると若くて成長の見込めるベンタンクールをアンカーで育成するのは解決策の一つです。

また、ピャニッチを抑えられたときに攻撃が機能不全に陥る戦術上の問題点があります。ジョルジーニョの影響で「サッリボールといえばアンカー」といったイメージがありますが、真のキーマンは攻撃的なセンターハーフだと思っています。チェルシーでもユベントスでもアンカー対策だけで攻略できてしまうのは、両チームに”ハムシク”に当たる選手がいなかったためでは無いでしょうか?今のユベントスでハムシクになり得る選手は(センターハーフ挑戦中の)ベルナルデスキと(守備時に迷子になる事が多々ある)ラムジーだと考えます。そうするとピャニッチとの併用はビッグクラブ相手には強度が不足しすぎるため、ベンタンクールをアンカーで起用した方が安定感は増すと言うのが筆者の考えです。‘’左のロナウド‘’で決めるために、右に作れるタイプの選手を配置できる事も魅力の一つ。サッリナポリと左右逆のイメージをしただければ幸いです。

 

 

終わりに

いかがでしたでしょうか?ユベンティーノの中でもベンタンクールの起用ポジションを巡って意見が割れているのはその万能性が原因だと思います。来季はマンドラゴラの買い戻しの噂もありますし、また同年代の二人で競い合って欲しいです(この二人、生年月日がたった4日しか変わらないんですね…今知りました笑)。よければ皆さんの意見も聞かせてください。では。

 

(了)

 

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