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JuventusNews24
ロカテッリ、10月に覚醒する“秋のタリスマン”
セリエA屈指のビッグマッチ、ユベントス対ミランが迫っている。数多の注目ポイントがある中で、注目されるのがマヌエル・ロカテッリとクリスティアン・プリシッチという2人のキープレーヤーだ。
ユベントスの中盤を支えるロカテッリは、決してゴール数で語られるタイプの選手ではない。セリエA通算283試合でわずか14得点――しかし、その数字の裏に興味深い傾向がある。
実にそのうち5得点、つまり約36%が10月に生まれているのだ。しかも、その中にはユベントス対ミランの“因縁の対決”で決めた2ゴールが含まれる。1つはミラン時代の2016年10月22日、もう1つはユベントスでの2023年10月22日。どちらも偶然にも同じ日付であり、ロカテッリにとって10月はまさに“魔法の月”と言える。
この奇妙な一致が、今回の対戦でも再現されるのか――キャプテンとして挑むロカテッリが、再びチームに流れを呼び込む存在となる可能性は十分にある。
プリシッチ、ユベントス戦の“沈黙”を破れるか
一方、ミランではアメリカ代表のクリスティアン・プリシッチがキーマンと目されている。今季リーグ戦ではすでに4ゴール2アシストと、攻撃陣の中でも際立ったパフォーマンスを見せている。
しかし、ユベントス戦に限っては、プリシッチには不思議な“沈黙”が続いている。これまで3度対戦しているが、いずれの試合でも得点もアシストも記録していない。これはローマと並び、プリシッチがセリエAでまだ結果を残せていない唯一のクラブだ。
今回の一戦は、そのジンクスを破る絶好のチャンス。首位を走るミランにとっても、そしてプリシッチ自身にとっても、この試合が新たな転機となるかもしれない。
運命の10月、2人の主役が描くストーリー
ロカテッリが再び“10月のゴール”でチームを導くのか、それともプリシッチが宿敵ユベントス相手に初の結果を残すのか。
データが示す傾向と、因縁が交錯するビッグマッチは、まさに一瞬たりとも目が離せない展開となりそうだ。
運命が味方するのは、白と黒か、それとも赤と黒か――10月の夜、サン・シーロがその答えを見届ける。


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