
(画像:GettyImages)
JuveFC.com
現在のユベントスが直面する最大の問題は「威信の低下」だ――元スポーツディレクターのワルテル・サバティーニはそう指摘し、ビアンコネーリがこれほど苦境に陥ること自体が「文化的なショック」だと語った。
今季のユベントスは、新監督ティアゴ・モッタの下で再出発を図り、マッシミリアーノ・アッレグリ時代の停滞からの脱却を目指していた。しかし、期待された結果は得られず、モッタはシーズン途中でチームを去ることとなった。これにより、クラブのトップ4入りにも黄信号が灯っており、サポーターや専門家の間でも不安が広がっている。
セリエAでの強さを誇ってきたユベントスにとって、このような立場は極めて異例。タイトル争いから遠ざかること自体が、クラブのアイデンティティに逆行しており、チーム内外に大きなプレッシャーを生んでいる。
サバティーニは『Il Bianconero』に対し、「モッタが指揮を執れば素晴らしいシーズンになると確信していた。だがそうはならなかった。良いスカッドを持っているし、時間が経てば立て直すだろう。ただ、ユーベの問題はすべて“威信”にある。彼らは負けることに慣れていないクラブだからだ」と語っている。
この言葉は、現在のユベントスの問題が単なる戦術的、あるいは指導者の問題にとどまらず、クラブの伝統的価値観や勝者としての文化そのものに関係していることを示している。
セリエA終盤戦を迎える中で、ユベントスはなんとか意地を見せたい構えだ。クラブとして長年築き上げてきた威信を再び取り戻すには、ただの立て直しではなく、文化的な再構築と強靭なメンタリティが必要とされる。サバティーニの指摘は、クラブがその原点を再認識するきっかけとなるかもしれない。

