トゥドール体制のユベントス、ジェノア戦は勝利も真価が問われるのはローマ戦
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イゴール・トゥドールがユベントスの指揮官として迎えた初陣は、ジェノア戦だった。結果は勝利。新体制へのスムーズな移行を印象付けるものとなった。
しかし、トゥドール自身も認めるように、今後も楽な試合は今後ほとんどないだろう。本当の試練はこれから始まる。
ユベントスはティアゴ・モッタとの決別を決断し、素早くトゥドールを後任に指名した。しかし、彼が担う役割は容易ではない。ボローニャを追い抜き、チームをトップ4に戻すという難題に直面している。まずは、勝ち点3差で迫るローマとの直接対決で連勝を狙う。
チャンピオンズリーグ出場権を懸けた争いは熾烈だ。インテル、ナポリ、アタランタが上位3枠を確保し、残る1枠を巡ってボローニャ、ユベントス、ローマ、ラツィオ、フィオレンティーナが激しく競り合う状況。ユベントス対ローマの一戦は、このレースの行方を大きく左右する可能性がある。
ジェノア戦は中位の相手だったため、大きな脅威とはならなかった。しかし、ローマは違う。チャンピオンズリーグ復帰を目指し、勝ち点3を狙ってくる。そのため、トゥドールにとってはより厳しい戦いとなる。
ジェノア戦ではユベントスの弱点が露呈したが、相手がそれを突くことはできなかった。しかし、ローマは違う。より優れた戦力と好調なパフォーマンスを誇るチームであり、同じような隙を見せれば代償は大きい。
ジェノアは試合前から厳しい戦いを覚悟していたかもしれない。しかし、ローマは勝利を現実的な目標として臨んでくる。チャンピオンズリーグ出場権獲得のため、勝ち点3が不可欠だからだ。ユベントスはジェノア戦とは異なるレベルの試練にさらされることになる。
トゥドールもそのことを理解しているはずだ。ローマの戦術に対応できるよう、異なるゲームプランを用意する必要がある。一方で、相手の動きに応じて柔軟に対応できる準備も求められる。
ローマを率いるクラウディオ・ラニエリは、イタリア屈指の名将のひとり。この試合は戦術的な駆け引きが鍵を握るだろう。ユベントスが劣勢に立たされれば、トゥドールは経験豊富な指揮官との戦いを強いられる。しかし、彼のチームにはローマに対して脅威となるだけのクオリティがある。
チャンピオンズリーグ出場権を争う両クラブにとって、この試合は極めて重要な一戦となる。激しい戦いが繰り広げられることは間違いない。