ユベントスが戦術革命に備える:トゥドール体制の布陣は?
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イゴール・トゥドールがティアゴ・モッタの後任として指揮を執ることで、ユベントスのフォーメーションは大きく変わることになりそうだ。
イタリア国内の有力メディアによると、イタリア系ブラジル人指揮官モッタは今後数時間以内に解任される見込みで、事実上、クラブ側の決断は固まっているという。(その後、正式にモッタ解任、トゥドール就任が発表)
モッタは9カ月間の指揮でクラブを正しい方向へ導くことができず、チャンピオンズリーグとコッパ・イタリアでの連続敗退、さらにはアタランタ戦やフィオレンティーナ戦での大敗が、クラブの深刻な低迷を物語っている。
そのため、ユベントスは暫定的な措置としてトゥドールを新指揮官に迎え、チームを立て直し、トップ4入りを目指す方針を固めた。
クロアチア人指揮官の就任により、昨年ラツィオでマウリツィオ・サッリの後を継いだ際と同様、大胆な戦術革命が起こることは確実だ。46歳のトゥドールは、自身が確立した3-4-2-1システムの導入に迷いを見せることはないだろう。
では、この戦術において誰が先発に名を連ねるのか?
『IlBianconero』によると、守備陣ではフェデリコ・ガッティがレギュラーとしての地位を維持する可能性が高く、ピエール・カルル、レナト・ヴェイガ、ロイド・ケリーが残り2枠を争うことになりそうだ。ウイングバックにはアンドレア・カンビアーゾとティモシー・ウェアが適任と見られている。
中盤ではフィジカルの強さが求められ、マヌエル・ロカテッリとケフラン・テュラムが主力候補に挙がる。ウェストン・マッケニーもオプションの一つとなるだろう。
攻撃的MFのポジションには、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ体制下のアタランタで類似の役割を担ったトゥーン・コープマイネルスが起用される可能性があり、ケナン・ユルディスやニコ・ゴンサレスも候補となっている。
そして最前線では、トゥドールのお気に入りとされるドゥシャン・ヴラホヴィッチが引き続き主力として起用される可能性が高く、コロ・ムアニとのポジション争いが繰り広げられることになりそうだ。
ユベントスの基本システム(3-4-2-1)
GK:ディ・グレゴリオ
DF:カルル、ガッティ、ヴェイガ
MF:ウェア、テュラム、ロカテッリ、カンビアーゾ
SS:ゴンザレス、ユルディス
FW:ヴラホビッチ