【スーパースターじゃない列伝】マルク・ユリアーノ




さぁ、始まりました、新コーナー!

その名も『スーパースターじゃない列伝』。えぇ、スターじゃない選手を取り上げます。モチのロン、ユベントスに所属している位ですから各国代表クラスであったりはするのですが、それでもユベントスを知らない人が名前を聞いたら『知らん』と0.2秒くらいで返って来そうな選手にスポットを当てるコーナーです。

 

その記念すべき第一回目はマルク・ユリアーノ!

サクっと軽めに読める長さにしておりますので、ぜひお楽しみください。

 

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マルク・ユリアーノは1973年生まれで、ユベントスでは1996-2005までの9シーズンに渡りプレー。ポジションはセンターバック。そしてこの在籍したシーズンを見ても分かる通り、ユベントスの黄金時代のディフェンスラインに入り、堅守に貢献した風味の選手です。

本職はセンターバックながら両足で蹴る事が出来た事から、時として両サイドバックでも起用される事もあり、更に4バックでも3バックでも器用にこなしていました。しかしディフェンダーとしては取り分けボール奪取能力が高いわけでもなく、目を張るほど対人が強い訳でもなく、先程お伝えした通りどのポジションも『器用』にこなしはするものの、絶対的な選手と呼ぶには至らずな選手でした。まぁ、顔を見れば分かると思いますが。

 

そのユリアーノの逸話としては、やはり『クロスチョップ事件』を取り上げない訳には行かず。1997-98シーズンの終盤も終盤、勝ち点1差でユーベとインテルが相対したイタリアダービーにおいて、ユリアーノがペナルティエリア内でインテルのロナウドを豪快なクロスチョップで倒すも、まさかのノーファールの判定。

そのままの流れからユーベがカウンターを仕掛けると逆にエリア内で倒されてPKを得るなど、曰く付きの試合になった訳ですが、この試合を見れば『あぁ、ユベントス、審判買っちゃってるよね』て小学生でも気付くと思います。そして、そんな中央ど真ん中で巻き込まれるのがユリアーノと言う男なのです。

 

 

凄く地味な選手でしたが、あの頃のユベントスには居なくてはならない選手だったとも覚えていますし、そして退場王ことモンテーロと同居していた変態です。

 

ちなみに月ユベでの愛称は‘’仲本工事‘’。「ドリフターズにおける仲本工事くらい存在感がない」て事で付けられたものですが、我ながらいい線を突いていたと思います。

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