【その中でも楽しむ術はあるよ】2020-21シーズン第3節 vs ナポリ戦 マッチレビュー
ユベントス (公式発表待ち) ナポリ
[meikan]
すった揉んだがありましたが、最終的には「試合が行われず」と言う結末になりました。わずかな望みを持ってライブ観戦に備えられていた方々、本当にお疲れさまでした。DAZNの計らいで北川さんトークショーが開催されたようで、少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです。えぇ、編集長は日中のサッカーの疲れもあり、すっかりグースカピーでございましたが。
今回の件ですが、経緯を完全に把握されていない方もいらっしゃるかと思いますので、編集長が独自ルートを駆使して集めた情報を先にお届けしたいと思います。念のためにお伝えしておきますが、「単にSNSから拾って来た情報」ではなく、編集長のこれまで築き上げた情報網を駆使した上でのものになりますので、「いやこの情報、r4lxさんのTweetのまるパクリだよね?」と言った根拠のない憶測はお止め頂きますようお願い申し上げます。編集長としても、バレないように語尾や表現は変えるように努力しておりますので。
※r4lxさん、宣伝するので許して下さい…。
経緯
ジエリンスキに始まり、ナポリサイドで3名に新型コロナウィルス陽性反応が出た事により、試合の開催自体が危ぶまれ始めました。
今日の午前中に実施されたSSCナポリのCOVID-19検査では、まだ4人分の結果待ちとするものの、これまでのところ全員陰性で返って来ているとする。予定通りに現地明日夜にユベントスとの一戦が開催される見込み。 https://t.co/i31Palizu2
— r4lx (@r4lx_j1897) October 3, 2020
また、これに追い打ちを掛けるように、ユベントスサイドでは選手ではないもののスタッフ2名に陽性反応が出た事を発表。当初は「開催濃厚」と言われていていたこのビッグマッチに黄色信号が灯る事になります。(※このユベントスサイドの2名の陽性反応者は、今回の試合の開催有無には直接関係していません)
規則
今回はナポリがあるカンパーニャ州の保健局と、リーグ側のルールに相違があった事が挙げられます。リーグ側の規則に則れば「試合開催」となるところ、カンパーニュ州からナポリに対しては「感染拡大の恐れが強い為、移動を禁止する」とのお達しが届いており、ナポリとしては地域管轄となるカンパーニュ州保健所の判断を優先せざるを得なかった、と言う見方が強いようです。(たぶんデ・ラウレンティス会長の判断とかは関係ない)
SSCナポリの移動については、ADLの判断ではなく地域管轄の保健所となるASLが止めたとのこと。(全然関係ないけど紛らわしいな)
感染拡大の可能性が高すぎるとしている。この場合、リーグの規則よりも当然として保健当局の判断が優先となって来そうで、試合開催が怪しくなってきている。 https://t.co/gKUidcGpIO— r4lx (@r4lx_j1897) October 3, 2020
ユベントス側
この騒ぎを受けて、ユベントス側は早々にSNSなどで「ユベントスはピッチに立つ」と発表。編集長がこれまで500年位ユベントスを見てきた中でも、異例の発表だったと思います。
ユヴェントスフットボールクラブはセリエAのリーグ日程に従い、日曜日20時45分キックオフのユヴェントス対ナポリの試合でトップチームがピッチに立つことを発表します。
— JuventusFC (@juventusfcjp) October 3, 2020
そして実際に選手はスタジアムに向かいスタメン発表にまで至りましたが、やはりナポリは現れず。試合が行われる事にはなりませんでした。
ロボの天辺はヘリコプターが着地できそうなほど平べったいですね。
試合結果
セリエA公式サイトではまだ試合結果については反映されておらず、これからリーグ側で話し合いの場が持たれる事になります。リーグのルールに則るのであれば『ユベントス 3-0 ナポリ』となるのですが、今回の件についてはモチのロン前例がない事もあり、まだ結論は出ていない状態。最終的にはスポーツ裁判所、スポーツ相、FIGC(イタリアサッカー連盟)、リーグで話し合いの上で「ユベントス勝利か再試合か」の判断が下される事になりそうですが、このコロナ禍と言う特殊な状況の中で、‘’何が優先されるのか‘’にも注目が集まる所です。
スポーツ相のスパダフォーラは、明日FIGCのグラビーナ会長ともセリエAのダル・ピーノ会長とも話し合いを持つとしている。
今夜出る結論もその後の控訴も、管轄するスポーツ組織の判断とする。ただコロナ禍にも触れ、地域当局に監督権限があるとした。どちらの立場も否定しないコメントになっている。 https://t.co/2KyFczSRqA
— r4lx (@r4lx_j1897) October 4, 2020
また、試合後にはアニエッリえもんとメディカル部門を担当するルカ・ステファニーニ医師が会見の場を持ったので、興味がある方はご覧下さい(ユベントス公式サイト)。
※ステファーニさん(左)は少しシャクレていそうな感じです。
スタメン
とまぁ、こんな話ばかりしていてもオモローじゃないので、「ピッチに立つ以上はスタメン発表があるっしょ」って思っていた通り、スタメン発表がされましたので、そこに触れておきたいと思います。
ぶっちゃけ試合前からナポリが来ない事は明確だったので、「ピンちゃんのワントップとか仕掛けて来ないかなぁ」って淡く期待していたんですが、さすがにそんなお遊びはせず。ちなみに開幕戦とローマ戦は「4-4-2」と表記していたのに、今節だけはなんで「3-5-2」だったのかは謎です。前日会見でピルロが「明日のナポリ戦では、ローマ戦とは違う戦い方を試すかもしれない」と口にしていたのでそれを反映させた可能性もありますが、最終的には「知らんけど」でございます。
注目は何と言ってもキュンの今シーズン初先発でしょうか。QG(キュンガールズ)からも「出ないなら、出るまで待とう、ぶっしゃっしゃ」との明言が飛び出ておりましたが、ピルロはスタメン起用を予定していたようです。前節に引き続きクアマンの名前が左側にあるのが気にはなりますが、それでもキーちゃんとのツートップに加え、その後方に位置取る吉田羊とミノルとどんな化学反応を見せてくれるのか、次節以降の楽しみにもなりました。
あとは「コンディション不良」が謳われていたアルトゥールと主任、この両選手がスタメンに名を連ねた事により、ボランチに層の厚さが戻った事も証明されました。確かに池崎はセンセーショナルなイエェェェェェエエエエエイ!を見せてはくれましたが、やはり長いシーズンを戦う上ではまだ全幅の信頼を寄せるにはまだ早いと言え、今月半ばから開幕するチャンピオンズリーグの舞台を戦う上で、ファンとしても「嬉しい情報を目にする事が出来た」言えると思います。
最後にディフェンスラインは3試合連続で「ロボ、ポヌッチ、オジーロ」の並びになっているので、そろそろアバラル君が不平不満を口にするんじゃないかと心配です。
まとめ
『ユベントスが3-0で勝ち』になるのか『再試合』になるかはまだ発表されていませんが、編集長個人としては「勝利になるなら勝ち点3が積み上げられてワッショイ」だし、「再試合になるならナポリとの試合が見られてワッショイ」ですし、どっちでもワッショる準備は整えております(本当は試合見たかったけどね!)。
そしてそんな中でふたつだけこの場をお借りしてお伝えしたいのは、「このコロナ禍の中において、今シーズンはこんな事がまだあるだろうからファンもいちいち騒いでられないよね」と言う事と、「ユッティがスタメンから外れていた、しかもリヨンに島流しにされそうだ」と言う事。今週末はインターナショナルウィークで一週間空きますが、それが終わればチャンピオンズリーグも始まります。そこでのユベントスの健闘と、ユッティ残留を願い、今日はお別れしたいと思います。
って事で、ネガティブな事ばかり言ってないで、気持ち切り替えて行こうぜーーー
Forza Juve!
【編集長より😎】
ナポリ戦は流れちゃったけど、この記事は絶対に読んでおいて損はないよー