【自作自演】月ユベ編集長インタビュー記事掲載



2017-18シーズン開幕に合わせて、突如再開した月刊ユベントス。長い長い休養期間を終えて戦いの場に戻った編集長は、いまのチームを、そしてそれを支えるサポーターの環境をどう捉えているのか。ワールド・ユベントス・マガジン(WJM)編集部がインタビューを行ったので、その内容をお伝えしたいと思います。

※「ワールド・ユベントス・マガジン」は架空のメディアです。

 

 

今シーズンのチーム

WJM:早速ですが、今シーズンはデ・リフト、ラムジー、ラビオなどを獲得した上に、ブッフォン、イグアインがチームに戻りました。国内リーグでは首位を走るユベントスについてお話をお聞かせ下さい。

ミツ:「思いのほか勝ち点を稼いでいるけど、そこまで強くはないでしょ」と言うのが本音です。しかしこれは誰の責任と言うものではなく、サッリのような「こだわりの強い戦術」を浸透させるには時間が掛かるのを認識していたからです。その中でチームを成長させながら良く勝ち点を取っていると捉えています。

 

WJM:タイトルに関してはどのようにお考えですか。

ミツ:個人的には昔から「スクデット獲得」が一番の目標です。確かに国内リーグ8連覇を成し遂げているチームではありますが、それではそれ(スクデット)に価値がないかと言えば全く逆であり、連覇を続けている中でモチベーションを落とさない為に選手や監督を代えて勝ち続けている事は素晴らしいと感じています。むしろ「スクデット」は非常に困難なミッションと言えるでしょう。

WJM:ユベンティーニが切望する「チャンピオンズリーグ」についてはいかがですか。

ミツ:先ほどもお伝えした通り、まだサッリズモの完成度が高いと言えない以上、優勝する事は非常に難しいと考えています。しかし新戦力がフィットしてきて、選手の役割分担もある程度見えてきたチームにおいて、今後の成長次第では「優勝もあり得る」と期待する部分もあります。特にトーナメントは一発勝負ですから、何があるか分からず、‘’嬉しい誤算‘’も生じて来る可能性があります。個人的にはディバラが覚醒して、今大会の主役に躍り出てくれるのではないかと期待を寄せています。

 

サイト運営

WJM:話題を変えてサイト運営についてお聞かせ下さい。編集長は1998年頃に月刊ユベントスを創刊した訳ですが、そもそもその時代にサイトを立ち上げた理由を教えて下さい。

ミツ:その頃、大分トリニータを応援する「鳥日新聞」と言うファンサイトがあって(選手に愛称を付けたりして、イジリ倒すテキスト系サイト)、私はトリニータのファンでもなんでもなかったんですが、そのサイトを見ている内にトリニータが気になっていったんです。そして「自分もそんなサイトを作りたいなー」と思い、月刊ユベントスを開設した訳ですが、スタートはパクリですね(笑)

 

WJM:復刊後は積極的に更新を続けてらっしゃいます。いつ、どこで記事を考えているのでしょうか。

ミツ:ほとんど電車の中ですね。通勤に1時間半も掛かるので、その行き帰りにスマホでせこせこと書いています。あとはPCに記事を転送して画像を付けて公開するだけです。笑いを取るような部分に関しては、記事を書いている中で頭に浮かんできます。完全に思考回路が「月ユベ仕様」になっているんでしょうね(笑)

 

WJM:「飽き性」とご自身でも言われていますが、更新を続ける上での活力となるのはなんでしょうか。

ミツ:毒者さんの存在ですね。お陰様で復刊してから毎日数千人の方に読んで頂けるようになりましたが、それだけでは続かなかったと思います。記事にコメントを頂いたり、Twitterに反応頂いたり、メールを頂戴したり、その全てが更新への活力となっています。最近では実際にお会いする機会も増えてきたので、そこで月ユベの感想や意見を頂けるのは非常に有難いです。

 

今後の方向性

WJM:復刊後、2年半が経過して軌道に乗って来たと感じています。今後のご予定などがあれば教えて下さい。

ミツ:特にないですね。常に思い付きとヒラメキを大切にして、色々な事にチャレンジしたいと考えています。幾つか試していく中で、「そのうちのひとつやふたつは形になるかな」って言う程度ですけど。今は「日本人ユベンティーニがInno della Juventusを歌ってそれをイタリアに届けよう!」って言う企画を立てて進めているのですが、こんな事を考える海外サッカーファンってほとんどいないと思うんですよね(笑)。そう言った、「読んでいる方が想定外」と思えるような企画にチャレンジして行きたいです。ユベ歌に関しては「ユベントスに採用されたらラッキー」程度ではありますが、チャレンジしなければ可能性はゼロですから。それに、参加者にとっても良い思い出になるはずです。

 

WJM:「広告費を貯めてイタリアに行く!」とおっしゃられています。

ミツ:昨年の夏から月ユベに広告を出させて頂いていて、イタリアに再渡航する為の資金が少しずつ溜まって来ました。ただ、この方法だと少し時間が掛かるので(見込みでは2年ほど)、「何か違う方法もないかな」と思い始めている所です。広告で入って来た金額はメルマガでタイミングを見て公表する予定です。月ユベを使って小遣いを稼ぐつもりは一切なくて、目標は「イタリア渡航費を捻出する為」であり、「現地での情報を毒者に届ける為(毒者へのお土産含む)」であるので、その目標までの過程を共有した方が面白いかな、って思っています。金額を知りたい方はメルマガ購読して下さい(笑)

※2018年11月には念願の現地観戦を果たしたミツ編集長。

 

 

毒者からの質問

WJM:ユベチャットで質問を募集したところ、毒者さんから幾つか届きましたので、お答え頂けますでしょうか。(届いた質問の幾つかは、ここまでのインタビュー記事に混ぜさせて頂きました)

 

—イカルディは欲しいですか?

ミツ:今シーズン開幕前のやり取りを挙げていると思われますが、いまはディバラもイグアインも結果を残しているので不要です(笑)

 

—ユベントスの魅力を教えて下さい。

ミツ:ビッグクラブらしからぬ所ですかね。審判買収でセリエB降格とか、チャンピオンズリーグ最多準優勝とか愛らしくて仕方ありません(笑)。更にはストゥラーロやパラマッティなど、ビッグクラブにはいてはならない選手たちがいるのも魅力ですね。

 

 

—現役、引退に関わらず、最強のユベントスを教えて下さい。

ミツ:うーん、これは難しいですねー。真面目に答えれば、システムは中盤ダイヤモンドの4-4-2で、「GK:ブッフォン/DF:チュラム、モンテーロ、キエッリーニ、ディマス/MF:デシャン、ユーゴビッチ、ネドヴェド、ジダン/FW:デル・ピエーロ、ビエリ」ですかね。監督はリッピです。

 

—もし選手としてユベントスの一員になれたら、どんなプレーで観客を魅了しますか。

ミツ:泥臭く中盤で相手選手を狩るような選手として、勝利に貢献したいですね。

 

—ユニフォームプレイをしたいですか(笑)

ミツ:した事もありませんし、したいとも思いません(笑)

 

 

最後に

WJM:最後に、こんな自作自演インタビューに最後まで付き合って頂いた毒者さんにひと言お願いします。

ミツ:どの時代においても勝ち続ける事なんて無理だと思っていて、そして月ユベは負けた時の駆け込み寺になれたらいいな、と思っています。日々の更新の中でたくさんの反響を頂けることは、運営する上で本当に活力になっています。「恩返しをしたい」と言う気持ちが強いのですが、私に出来る事は「月ユベで毒者さんを笑顔にする事」、それだけだと認識しておりますので、引き続き応援頂ければ幸いです。ユベントスを嫌いになっても、月ユベは嫌いにならないで下さい。

 

2020年2月8日
月ユベ編集長:ミツ