【投票あり】ユベントスに最も適したシステムを考えよう!




【投票あり】ユベントスに最も適したシステムを考えよう!

 

2019-20シーズンが開幕して7試合を終え、徐々に‘’サッリのスタイル‘’が見えてきました。そこで、今回は「現在のユベントスに最も合ったシステム」を考えてみたいと思います。

 


 

4-3-3

サッリの‘’ファーストチョイス‘’が「4-3-3」である事は間違いないでしょう。

このシステムのポジティブな面は「各パートの役割がはっきりしている事」。相手コートを1/6に分けて、各自が各々のエリアでしっかりとしたパフォーマンスを見せる事が出来れば、ある程度崩れる事はないと考えられますし、両サイドに位置取るロナウドとコスタと言った‘’ひとりで打開できる選手‘’が、ワイドでボールを持った後にスペースを与えられた状態から相手に仕掛ける事もできます。そして、サイドを崩した際に中央にはセンターフォワードと逆サイドのウィングが中に絞り、入って来たセンタリングに対して2枚以上がエリア内で準備出来る事も、このシステムの特徴であります。特にユベントスにおいては右サイドから崩した場合、イグアインとロナウドの‘’決定力のある2人‘’がゴール前で待ち構える事は、間違いなく相手チームにとって脅威となるでしょう。

 

 

ネガティブな部分は各自に任されたパートがはっきりしているだけに、ともすれば流動性が無くなる事です。例えばリバプールが誇る「サラー、フィルミーニョ、マネ」のような高いユーティリティ性を兼ね備えたアタッカーが揃っていれば、そう言った心配は無くなりますが、ユベントスのように(ある程度)その分野に特化した選手が並んだ場合は攻撃に停滞感が出る恐れもあります。ディバラがセンターフォワードに入った場合のみ、上下運動を繰り返して攻撃に‘’動き‘’が出てきますが、そうであれば最初からスリートップにする意味合いは薄れるとも言えるでしょう。

ディバラのドリブルが活きるのは4-3-3のセンターではない、と編集長は考えています。

 

 

4-3-1-2

このシステムのポジティブな面は「前線に流動性が生まれる」と言う事でしょう。加えて中盤に3枚が残る事で、守備のフェーズにおいては、4-3-3と同じく「ディフェンスラインの前でブロックを形成する事ができる」と言う事が挙げられます。

攻撃に関しては‘’トップ下‘’に自由が与えられる事により、それに引っ張られる(押し出される)形でツートップがワイドに開いたり中盤まで降りて来る事により、相手が捕まえづらくなります。また、すでにこれまでの試合で見せている通り、ツートップとトップ下が近い距離間で三角形を作る事により、エリア付近の狭いエリアにおいてもワンツーなどで崩しに掛かる事ができます。高いスキルを持った選手を抱えているチームにおいて、その能力と閃き(ひらめき)を発揮できるシステムだとも考えています。

 

 

しかし、もちろんネガティブな要素もあり、まずひとつは「ドウグラス・コスタが活きる場所が無くなってしまう」と言う事です。怪我で戦列を離れているコスタですが、開幕2試合で見せた無双ぷりは別次元の選手である事を再認識させてくれました。しかし、コスタが活きるのはスペースが与えられたワイドのポジションであり、それは4-3-3または4-2-3-1にあると思われます。

また中盤に3枚並べる事で守備の準備は整うものの、両サイドに関しては攻撃に転じた際に一歩遅れてしまう、と言う場面が出てきます。昨シーズン所属したカンセロのような攻撃的なサイドバックがいれば話は別ですが、現在のユベントスサイドバック陣においては、バランスの良い選手はいても‘’攻撃的‘’と言える選手はおらず、攻撃に厚みを持たせる事は難しいと想像できます。これは4-3-1-2に限った事ではありませんが、特に4-3-1-2においてはサイドバックの押し上げがワイドを起点とした攻撃の肝となるので、特に今シーズンのチームにおいては「改善すべきポイント」と挙げざるをえません。

デ・シリオがどこまで攻撃において貢献するか…。

 

 

まとめ

「システムは重要ではない」と言う意見もありますが、私個人としては「サッカーはシステムによってチームの特性が現れるから面白い」とも考えています。では監督、そして選手の入れ替わりがあったユベントスにとって、今シーズン一番フィットするシステムはどれなのか?ぜひ、皆さんも考えてみて下さい。

 

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