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今季終了後、フィオレンティーナはニコロ・ファジョーリを完全移籍で獲得する義務を履行しない可能性があるが、クラブはすでにその意向を固めているようだ。
24歳のファジョーリは、ユベントスの下部組織からトップチームに昇格した生え抜き選手。2022-23シーズンには中盤の主力として台頭したが、違法賭博による8ヶ月間の出場停止処分を受け、キャリアは大きな中断を余儀なくされた。
処分明けの今季、ティアゴ・モッタ体制のもとで再び信頼を得ることが期待されていたが、出場機会はほとんど与えられず、1月にフィオレンティーナへと移籍。移籍形態は買い取り義務付きのレンタルで、金額は1350万ユーロ+ボーナス250万ユーロとされている。
ヨーロッパ出場逃しても買い取り意志は変わらず
この買い取り義務は、フィオレンティーナが来季の欧州カップ戦(CL、EL、ECL)出場権を獲得した場合に発動する条項だったが、現状ではその可能性は極めて低い。
セリエA第37節終了時点で、同クラブは7位。6位ラツィオとは勝ち点3差があり、最終節でウディネーゼに勝利し、かつラツィオがレッチェに敗れた場合に限り、直接対決の成績により逆転が可能となる。
こうした状況から、一部報道では「ファジョーリがトリノに戻る可能性もある」との見方が出ていたが、『Calciomercato.it』によると、フィオレンティーナはたとえ欧州カップ出場を逃しても、ファジョーリを完全移籍で獲得する意向を固めているという。
フランキでの活躍が決め手 ユーベ戦の衝撃も影響か
フィオレンティーナは義務条項が発動されなくても、同条件で買取オプションを行使することが可能であり、実際にクラブ内ではそうする方向で話が進んでいる。
ファジョーリは加入直後から中盤の主軸として高い評価を受けており、何よりもユベントス相手に3-0で勝利した一戦で攻撃のタクトを握り、モッタの解任を決定づけたパフォーマンスは関係者に強烈な印象を残した。
その実力と影響力を鑑みれば、1350万ユーロという金額は「お買い得」とクラブ側は判断しており、チームの将来を託す存在としてファジョーリを手放す考えはないようだ。
ユベントス復帰を望む一部ファンの期待とは裏腹に、フィレンツェの街ではすでに“未来の司令塔”としてファジョーリを迎え入れる準備が整っている。


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