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ユベントスは次節ボローニャ戦をロイド・ケリー抜きで迎えることとなった。イングランド人DFの負傷離脱は、イゴール・トゥドル監督にとって大きな戦術的課題となりそうだ。
ケリーは今夏の移籍市場でニューカッスルから加入。就任当初のティアゴ・モッタ政権下では定位置確保に苦戦していたが、トゥドルの指揮下では起用が増え、3バックの一角として守備陣の主力に定着しつつあった。特にその対人能力やカバーリングはトゥドルの戦術にフィットしており、最近の試合では存在感を発揮していた。
『トゥットメルカートウェブ』によれば、今回のケリー離脱を受け、トゥドルは戦術の再構築を迫られている。具体的には、マヌエル・ロカテッリを3バックの一員として起用するプランが浮上しており、MFを擬似CBとして起用する案が検討されているという。また、ニコロ・サヴォーナやアンドレア・カンビアーゾといった選手をより低い位置に配置する選択肢もある。
ケリーの不在は確かに痛手ではあるが、ユベントスは層の厚いスカッドを誇っており、代役にとってはアピールの絶好の機会でもある。ポジション争いが激しさを増す中、こうした重要な試合は若手や控え選手にとってレギュラー獲得へのステップとなる可能性も秘めている。
トゥドルはトレーニングで十分な時間をかけて選手の状態を見極めており、フォーメーションや選手の適性を踏まえた上で、最適な判断が求められる。ケリーの離脱は残念なニュースだが、チーム全体の柔軟性と競争力を示す好機でもあるだろう。

