ヴァノーリ監督の言葉で変わった意識
ファジョーリがピッチ上での姿勢を変えるきっかけとなったのが、昨季フィオレンティーナに就任したパオロ・ヴァノーリ監督との出会いだった。
「監督は就任してすぐ、僕に面と向かってこう言った。『誰もが君を天才、特別な選手だと言う。でも、実際に何を成し遂げたから、そこまで言われているんだ?』とね」
「その言葉は僕の心を大きく揺さぶった。最初の1カ月はあまり試合に出られなかったけれど、必死に練習して、自分の力でポジションを勝ち取った。目標は、もう二度とその座を手放さないことだ」
過去の過ちを受け止め、周囲への感謝を忘れず、ピッチ上で自らの価値を証明しようとするファジョーリ。フィオレンティーナでのさらなる飛躍を目指し、新たな一歩を踏み出している。

(画像:GettyImages)
編集長ミツひと言
ユベントスユース出身のニコロ・ファジーリ。その類稀な才能で早いタイミングから注目されると、スーレ、ミレッティと共に「ユベントス期待の若手三銃士」として売り出されたものの、当時監督だったモッタとの折り合いが悪く、2年前の冬のマーケットでフィオレンティーナへ移籍。
しかし、決してファジョーリ自身のパフォーマンスは悪くなく、単に「監督の好き嫌い」だったと考えられていることから、放出をいまだに嘆くファンが多いことは編集長も認識しております。
そのファジョーリが、フィオレンティーナ移籍前に起きた「違法賭博事件」についてコメント。これを読むと、ファジョーリがいかに苦しんでいたのかが伝わりますが、逆にそこからしっかりと立ち直ったことも認識。改めてユベントスが下した「放出」の判断を悔やむ部分があるものの、「1人のファジョリスタ」として嬉しい部分もあります。
一度はトリノを離れることになりましたが、ファジョーリはまだ25歳。ここから更に伸びるでしょうし、そしてユベントスに戻って来る可能性もペキカンに否定できず。
いまだにイタリア国内では「博打といえばファジョーリか、カイジか、一平ちゃんか」と言わる部分もありますが、それを払拭すべく活躍を披露しつつ、ユベントス復帰の報道が出ることを楽しみに、今後の動向をチェキらしたいと思います。

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