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ユベントスはチャンピオンズリーグでスポルティングCPと1-1で引き分け、勝利を逃した。内容では主導権を握りながらも、決定機を生かし切れなかったことが痛恨の結果につながった。
ルチアーノ・スパレッティ監督にとって、これはユベントスでの欧州デビュー戦。就任後初のセリエA勝利となったクレモネーゼ戦からいくつかの変更を加え、ケナン・ユルディズをスタメンに復帰させるなど、攻撃的な布陣で臨んだ。序盤から主導権を握り、勢いに乗りたいユーベだったが、決定力が最後まで課題となった。
ヴラホヴィッチ同点弾も勝ち越せず
試合開始直後からユベントスは積極的に前へ出た。ドゥシャン・ヴラホヴィッチが早い時間に決定機を迎えるも、GKルイ・シウバの好セーブに阻まれる。その直後、逆にスポルティングのマキシミリアーノ・アラウホに先制点を許し、思わぬ展開に。
それでもユベントスはすぐに反撃。ヴラホヴィッチが力強いプレーで前線をけん引し、自ら同点弾を叩き込んだ。試合の流れを取り戻したユーベは、前半のうちに主導権を完全に握ったが、勝ち越し点は生まれなかった。
後半も攻め続けるも、決め手欠く
ハーフタイムにスパレッティが檄を飛ばすと、後半はさらに攻撃の圧力を強めた。ユベントスは高い位置でプレスを仕掛け、テンポ良くボールを動かしてスポルティングを押し込む。ジョナサン・デイヴィッドが決定的な場面を迎えるも、ここでもルイ・シウバが立ちはだかった。終盤にはフィリップ・コスティッチにも絶好機が訪れたが、シュートは枠を外れた。
結局、ユベントスは数多くのチャンスを作りながらも追加点を奪えず、1-1で試合終了。スパレッティ体制での欧州初勝利は持ち越しとなった。
試合後、チームには攻撃面での手応えも見えた一方、決定力不足という課題が改めて浮き彫りに。スパレッティは「内容は悪くなかった」と一定の評価を与えつつ、今後の試合でチャンスを確実に仕留める力の向上を誓った。


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