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新監督スパレッティの初陣、上々のスタート
ルチアーノ・スパレッティ監督の初采配となった一戦で、ユベントスが敵地でクレモネーゼを2-1で下し、新体制の船出を白星で飾った。試合前から高まっていた期待に応えるように、チームは立ち上がりから自信に満ちたプレーを披露。ジャイアントキリングを狙うクレモネーゼの攻撃陣を相手に、集中した守備と切れ味のあるカウンターで主導権を握った。
コスティッチの開始2分弾で勢いづく
試合開始直後、ホームの熱狂的な雰囲気の中で試合がキックオフ。だが歓声を制したのはユベントスだった。2分、フィリップ・コスティッチが右足で先制点を奪取。2試合連続でのゴールとなり、理想的なスタートを切った。早い時間の得点で勢いを得たユベントスは、その後も試合の流れを支配。クレモネーゼが反撃を試みるも、スパレッティ率いるチームは組織的な守備でスペースを消し、ロイス・オペンダのスピードを生かしたカウンターで相手を脅かした。
スパレッティの戦術が早くも浸透
後半に入ってもユベントスは守備の集中を切らさず、試合のリズムを維持。やや押し込まれる時間帯もあったが、チャンスを確実に生かしてアンドレア・カンビアーゾが追加点を奪い、リードを広げた。このゴールにはスパレッティの意図が色濃く反映されており、チームのバランスと配置が整っていることを示す場面となった。選手たちは新監督の戦術に素早く順応し、守備の安定と攻撃の躍動を両立させた。
ヴァーディが1点を返すも、ユーベが逃げ切り
終盤、クレモネーゼはジェイミー・ヴァーディのゴールで1点を返し、試合は緊迫した展開に。しかしユベントスは冷静さを保ち、以降の時間帯で相手に決定機を許さず、試合を締め切った。最終的に2-1で勝利し、スパレッティ体制の初戦を勝利で飾った。
新時代への手応え
この勝利は単なる3ポイント以上の意味を持つ。監督交代という難しい局面で、チームが早くも一体感を取り戻しつつあることを示した。守備の規律、攻撃の迫力、そして戦術的な統率。スパレッティのデビュー戦は、ユベントスが新たな指揮官のもとで再びトップレベルに戻る準備が整っていることを証明する内容だった。


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