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ポルトとユベントスが進めているフランシスコ・コンセイソンの完全移籍交渉に、新たな要素が加わった。ポルトガル紙『ア・ボラ』の報道によれば、コンセイソンの契約には移籍金の20%を本人が受け取るという異例の条項が盛り込まれているという。
現在22歳のコンセイソンは、2018年にポルトの下部組織に加入。父親のセルジオ・コンセイソンがトップチームの監督を務めていたことでも知られる。昨シーズンはユベントスでプレーし、特に後半戦はイゴール・トゥドールの信頼を得て出場機会を増やした。ユーベはその活躍を評価し、完全移籍での獲得に向けてポルトとの交渉を進めている。
ポルトは契約解除条項と同額の3000万ユーロを要求しているが、ユベントス側は2200万ユーロ程度での獲得を希望。交渉の落としどころとしては2500万ユーロが妥当との見方もある。
だが、ここで浮上したのが「20%条項」だ。この契約内容は、コンセイソンがアヤックスからポルトに復帰した際に設定されたもの。2022年夏、アヤックスへ移籍したコンセイソンだったが、オランダでのパフォーマンスは期待外れに終わり、1年後にポルトへ復帰。しかし当時のアヤックスで得ていた高額年俸は、ポルトにとって負担が大きく、当時のクラブ会長ピント・ダ・コスタは代替策として、将来的な移籍金の20%を本人に渡すという特別な報酬形態を提案。これが契約に組み込まれた。
この条項は、アンドレ・ビラス=ボアスが新会長に就任した後に初めて判明したという。仮にユベントスがポルトに3000万ユーロを支払った場合、ポルトが実際に受け取るのは2400万ユーロにとどまり、残る600万ユーロはコンセイソンの手に渡ることになる。
このため、ポルトが移籍金の引き下げに応じるかどうかは不透明。譲歩すればするほど、クラブの取り分が減る構造になっており、交渉の行方はこの“20%問題”に大きく左右される可能性がある。


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