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ユベントスがジェイドン・サンチョ獲得に向けて大きな後押しを得た。今夏の移籍市場で新天地を探しているサンチョは、昨季チェルシーへのレンタルを終えてマンチェスター・ユナイテッドに復帰したが、引き続きオールド・トラフォードでの将来を描いていない。
チェルシーで欧州タイトルを手にするなど一定の成果を残したサンチョだが、本人はユナイテッドでの長期的なビジョンを持たず、クラブ側も構想外であることを伝えており、双方の意向は一致。完全移籍に向けた道を探る動きが続いている。
ユベントスは1年前からサンチョに関心を示しており、当初はレンタルでの獲得を検討していた。しかし当時サンチョはチェルシー行きを選択し、出場機会を得て欧州制覇を果たした経緯がある。今回、ユナイテッドでの立場に変化がない中でサンチョが移籍を強く望んでおり、ユベントスは再び獲得交渉に乗り出した。
交渉の大きな障壁となっていたのが高額な年俸だったが、TuttoJuveの報道によると、サンチョ側が条件を引き下げる意向を示したという。これによりユベントスは一気に前向きに動き出し、攻撃陣に必要な技術と経験を備えたサンチョを今夏の補強候補として本格的に検討している。
現在は財政面での最終調整を進めており、クラブとしても好条件での合意に楽観的な見方を強めている模様だ。
新たなスタートを望むサンチョにとっても、この年俸調整は大きな決断だったといえる。自身の価値を認め、出場機会を与えてくれるクラブでキャリアを立て直したい強い思いが伝わる。ユベントス側も25歳のサンチョを国内外での競争力を高める貴重なピースと位置づけており、両者の歩み寄りが成立すれば移籍は現実味を帯びる。
残る課題はあるものの、新シーズン開幕前にサインをまとめる上で、交渉はかつてないほど好材料がそろっている。
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