(画像:GettyImages)
Football Italia
クラブW杯ラウンド16でレアル・マドリードと対戦するユベントスを前に、かつての名将ファビオ・カペッロが興味深い見解を示した。ユベントスの下部組織から巣立ったディーン・フイセンとケナン・ユルディズという2人の逸材について語っている。
ユベントスでトップチームデビューを果たしたものの、昨夏ボーンマスに移籍したフイセンは、その後6000万ユーロ超の移籍金でレアル・マドリードへ完全移籍。わずか20歳で世界屈指のビッグクラブにステップアップを果たした。
「ユベントスが彼のポテンシャルを見抜けなかったのは驚きだ」とカペッロはガゼッタ紙に語る。「突然上手くなったわけではない。20歳でレアル・マドリードにいる選手なら、ユベントスでも十分に戦力になったはずだ」
さらにユベントスが今夏、新たなセンターバックを探している状況については「ブレーメルの復帰は大きいが、もう一人“市場に出ているキエッリーニ”のような存在が必要だ」と持論を展開した。
一方で、同じくユベントスアカデミー出身のユルディズに関しては絶賛を惜しまない。クラブW杯でも随一のパフォーマンスを披露しており、カペッロは「彼にはチャンピオンの謙虚さと才能がある。レアル・マドリードでも通用する選手だ。ユベントスは絶対に手放してはいけない。この試合が大きなチャンスになる」と語っている。
なお、今日の一戦にはキリアン・エムバペも帯同しており、ベンチスタートが濃厚ながら途中出場の可能性がある。カペッロはマドリーの強力アタッカー陣について「ヴィニシウス、エムバペ、ベリンガムはバロンドール級の選手たちだ。アンチェロッティは個人の能力だけに頼っていると言われがちだったが、選手の特徴を活かす手腕が素晴らしかった。新監督のシャビ・アロンソも、きっとマドリーで存在感を示すはずだ」と締めくくった。
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