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Football Italia
新戦力獲得へ資金捻出を急ぐユベントスが、この夏に複数のNext Gen(U-23)所属選手を売却する構えを見せている。『Calciomercato.it』によると、対象となっているのはハビエル・ヒル、ルイス・セメド、イバン・ロペス、トンマーゾ・マンチーニの4人。いずれも将来を嘱望された若手だが、クラブは彼らを中東市場に放出することで、短期的な資金調達を優先しようとしている。
若手の評価を活かしきれなかった前体制
若手育成とその売却益をクラブ経営の一環とする方針は以前から掲げられていたが、前スポーツディレクターのクリスティアーノ・ジュントリは、トップチームへの昇格や適切な売却において期待された成果を出せなかった。その結果、今夏の構造改革では一部若手を“換金化”するという現実的な戦略が採られている。
4人の若手をサウジ移籍で売却へ
報道によれば、ユベントスが今夏売却を目指しているのは以下の4選手
ハビエル・ヒル(DF/スペイン)
ルイス・セメド(FW)
イバン・ロペス(FW)
トンマーゾ・マンチーニ(FW)
イタリア国内や欧州市場ではそこまで高額での売却は見込めないが、サウジアラビアのクラブへの移籍となれば、移籍金の大幅な上乗せが期待できる。ただし、10代後半の若手にとってはキャリア初期で中東移籍を受け入れるハードルも高く、本人たちの説得が大きなカギを握る。
バリドにも非情な判断、新SDが“不適格”と判断
また、2月にボカ・ジュニオルスの下部組織から獲得したばかりのフランシスコ・バリド(17歳)も、今季限りで構想外とされる見通し。U-17カテゴリで16試合7得点9アシストと圧巻の成績を残したものの、新たに就任したダミアン・コモッリSDの評価は冷たく、「フィジカル面でイタリア向きではない」と判断されたようだ。
ユベントスの「青田売り」が止まらない。確かに即戦力補強のために資金が必要なのは分かるが、将来有望な若手を次々と手放すやり方が、クラブの長期的ビジョンにどれほど寄与するのかは疑問が残る。バリドのように1シーズンで見切りをつける判断が本当に妥当なのか、今後の“育成型クラブ”としての立ち位置も問われる時期に来ている。


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