【執筆チーム合同企画】現ユベントスの最適解は?



ヴラホビッチ加入に沸いたのも束の間、アタランタ戦、トリノ戦と連続で勝ち点3を逃した事でユベンティーニ界隈が騒がしくなってきました。とは言え、これ以上の補強も出来なければ、アッレグリ解任も現実的な選択肢ではありません。

そ・こ・で、月ユベ執筆チームは「残り試合で結果を出す為の最適解」を考えてみました。色々な意見が出ておりますので、ぜひお楽しみ下さい!

 

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nayumo:4-2-3-1

まず考えたのはディバラの位置。
私は今のユベントスにおいてディバラはスタメンに名を連ねるべきと考えているため、そのディバラをどこの位置に持ってくるかを考えた。
攻撃時はディバラの1番の持ち味を発揮させるため、守備時は自分たちのバランスを取るため両方とも真ん中でプレーさせるのが1番ではないかと思う。

そしてその相棒としてはヴラホビッチが最適。
真ん中でシンプルにプレーすることもできれば、裏抜けで相手のラインを下げることもできる。
イグアイン以来の最適なパートナーだと思う。

次に2列目、右には大外で幅を取りつつ単独突破も狙えるクアドラード。
左は同じように幅を取らせて単独突破を狙えるキエーザがベストだが怪我で離脱中のため、ここは中に絞らせてシャドーの役目としラビオを推したい。
最近このポジションで見違える活躍をしているモラタと迷ったが、やはり守備が気になる。
チームの中心に据えるのがモラタなら問題ないが、ディバラを中心に据えるのであればやはりあの守備では不安が残るのが私の正直な感想だ。
そのためここはシーズン序盤に試していた、ラビオをマンジュキッチの用に可変させるシステム(守備時左SH攻撃時左シャドー)を試して欲しい。

そしてボランチ、全体の舵取り役としてロカテッリを推したい。
IHとして使うことも考えたが、やはりボールの配給する精度と守備強度を考えた時にアンカーの適任者は彼なのではないかと思う。
そしてその相方としてはマッケニーを選んだ。
何度も言うがこのチームはディバラ中心のチームである。
そうなった時に彼が降りてきて中盤化した際、代わりに前に出ていくキャラクターが必要であり
それの適任者は彼なのではないかと思う。

DFラインは可変時に3バックになることが出来るよう、右SBにバランス感覚に優れポジショニングセンスが抜群なダニーロを入れた。
CBは守備の要として、対人戦で相手に負けない2枚を入れた。
キエッリーニとルガー二はどちらにしようか迷ったが、相手に自由を与えない老獪さでは前者に部があると思う。
そして攻撃時左の高い位置で幅を取る役目には、デシリオを抜擢。
デシリオ・サンドロ・ペレグリーニと違う特徴を持つ3選手がいる中で、相手に合わせて変更すべきだとは思うが
守備から攻撃に変わる際のポジティブトランジションでは、彼が一つ抜けてるのではないかと私は思う。

最後にGKは守護神シュチェスニーをおき、これが私が考えるユベントスの最適解だと思う。

あとはモラタやアルトゥール、ベルナルデスキ・ザカリアなど試合の流れを変えられる選手や試合を絞めれる選手を複数ベンチに置くことができるため
変態策士アレグッリの本領を発揮することができるのではないかと思う。

ここから負けられない試合が続くというか、負けられない試合しかないユベントス。
冬の大型補強に踏み切ったチームをいかに高い位置まで持っていけるのか、アレグッリの采配に期待したい。

 

 

さいちゃ:4-3-3

テーマは「脱歪み」。個のポテンシャルは置いといて、チーム全体で見た時に攻守バランスが最も高い”最適解”を妄想してみた。

取り戻しつつあるソリッドな守備を損なわないようにしつつ、現スカッドの核であるヴラホヴィッチと、ロカテッリ・マッケニー両MFの攻撃性能を最大限に活かすための布陣。監督はもちろん、ランドゥッチである←

3センターとディバラ併用するなら3-5-2が見たいのだが、今季はどうも4バック固定なようなのでこの形。モラタが想像より左ウイングとして中盤の守備を頑張っている(効果的とは言ってない)ので、現行の4-3-3とした。思考に負担のかかる可変はせず、4-3-3で攻め、4-3-3で守る。

最終ラインはデリフトとダニーロが固定で、CBに展開力より守備バランスを求めるならボヌッチよりルガーニの方が相性が良い。左SBはデシリオがレギュラーになりつつあるけど、いつ怪我するかわからない。いい加減ぺッレグリーニにチャンスを与えて欲しい(とか言って久々の先発で喜んでたらこっちが怪我しました\(^o^)/)。

中盤は文句なしでこの3人。ロカテッリとアルトゥールで長短のゲームメイクを使い分け、前線にアフロを突撃させる補完性の高さはなかなかだと思う。アルトゥールが最後まで持つか心配だけど、前線を含めた守備強度と後方のビルドアップの質を高めて守備機会減らせばいいじゃないってスタンスで。終盤はアルトゥールに代えてマザコンorザカリアのフィジカル守備頑張るマンで締め。

前線中央は圧倒的ヴラホヴィッチ。右ウイングは攻守のバランスを考慮してベルナルデスキ。リード時はクアドラード投入で強度保ちつつカウンター狙いへシフト、ビハインド時はディバラ投下でなんとかなあれって感じで。左ウイングはめちゃくちゃ頑張っているモラタをベースにキーンがサブ。来季はキエーザ完全復活の鬼畜3トップでフィレンツェに乗り込もう。(カイオ…どこ……もしかして飼い殺し…?)

アッレグリは何故かアルトゥールとロカテッリの同時起用をしたがらない。バランス気にしてるならディバラ・モラタのウイング起用に疑問符が付く。なので、アッレグリは過去に八百長に加担していたことにして、ちょっと4ヶ月くらいベンチ入り禁止処分にしましょうか。どこぞの植毛みたいに。

というかシーズン2/3が経過したけど、いまだに攻撃の形仕込めてないって………まじ…?

 

 

タカオ店長:4-3-2-1

はい、今回のテーマは『今季の残りを戦うためのベスト布陣』を考えるということなので、理想とか妄想とか全部省いた上で現状のベストを探りたいと思います。
ポイントは2つ。
①ディバラ不在の間に整備されつつあった4-4ブロックを基本とした守備戦術にディバラをどう組み込むか
②現状、最も攻撃に違いを出せるディバラをどう組み込むか

というわけで、結局チームの中で浮きがち、サポーターの異論反論objection生み出しがちなディバラをどう活かすか、が今のユーベが勝つための最善策だと考えます。それを捨ててしまうなんてとんでもない!

はい、基本布陣です。あくまでも基本の布陣なのでクリスマスツリーなことには大して意味はありません。便宜上こうなっただけです。
追って見ていくとわかるんですが、キーマンはマッケニーです。ホントはベルナルデスキをここに配置したベルナルデスキロールを考えてたんですが、攻守のバランスを考えたらマッケニーが勝ちました。

 

【オフェンス時の配置】2-3-5

もう今更驚くような配置ではありませんね。ポジショナルプレーの基本中の基本な配置。両サイドバックを押し上げて幅を取り、右のハーフスペースをディバラが攻略。ここには相棒のクアドラードは欠かせません。なので、ダニーロよりもクアドラード。
左ハーフスペースのマッケニーはダイアゴナルに飛び込んで深さを取りつつフィニッシュも狙ってもらいましょう。
ビルドアップはGK+両CB+ロカテッリ。
ザカーリアとラビオは運び役兼カウンターケア。

 

【ディフェンス時の配置】4-4-1-1 

前からの即時奪回がハマらないときはリトリートして4-4ブロックを築くわけですが、ここがベルナルデスキではなくマッケニーなポイントです。
今からこういう可変式を仕込むならなるべくシンプルな約束事にしておかないと、シーズン終わってしまいます。なのでレーン間の移動をなるべく少なく、前後の移動だけでなるべく済むようにすると、ベルナルデスキではなくマッケニーになるんですね。ベルナだとラビオと位置を入れ替えないと守備強度的に不安がある。なので、マッケニーです。

このやり方なら、ディバラとヴラホヴィッチの得点力及び構成力を活かしつつ、守備面でも無理をなるべく少なく強度を保てるんじゃないでしょうか?

モラタを入れたトリデンテは勿論魅力的なんですが、ここ数試合の4-3ブロックの守り方を観てるとどうしても不安が拭えないので、この4-3-2-1を提案します。

 

 

ルイ:4-3-1-2

■アルロカ

伝えたいのは中盤の人選です。「ビルドアップの改善」がテーマで、アルトゥールとロカテッリのスタメン併用(以後長いのでアルロカと表現)が肝です。とにかく、相手チームのプレッシングの餌食にならないためです。アッレグリはビルドアップを捨てているつもりかもしれませんが、それではCLはおろかほとんど負けられないリーグ戦も勝ち続けるのは困難です。中盤4人の配置にこだわりはありません。とにかくアルトゥールとロカテッリのスタメン併用を試してほしいです。アッレグリにはアンカーは「アルトゥールかロカテッリのどちらか」という二者択一をやめてほしいです。守備時はマッケ二ーを含めた4-4ブロックを形勢。ザカリアは、RSBのクアドラードが幅と高い位置を取ることを前提に、DFラインまで下がることも想定しています。

 

■モラタはスーパーサブ

FWはスリートップも考えましたが、ディバラがなるべく自由にプレーできるようにツートップにしました。重要な選手交代のカードも必要なので、スーパーサブ選手としてモラタはスタメンから外したことも理由です。

 

■悩みの種

けが人が多いDF陣は最適解を考えるのが最も難しいです。けがの状態を考慮しなければ、「相手を止める」というこのポジションに求められる最大の能力が突出しているキエッリーニ、デリフトの2人です。VAR導入により、ボックス内に相手を進入させない守り方も求められているからです。LSBのデシーリオは好調さを買いました。

 

■解は見つかるのか

最後に、もう一度声を大にして言います。アルロカが見たい。日本人サポーターのインターネット上の反応だけですが、この待望論は少なくないようです。しかし、こちらから臆病に見えるぐらいアッレグリは2人の併用をしたがりません。はたして、この併用は見られるようになるのでしょうか、または別の最適解が導き出されるのでしょうか。もしや、来期に持ち越しませんよね、アッレグリさん。

 

 

Kan:4-3-3

スタート時の基本布陣は4-3-3。

当方、ペリン大好きマンなものでもっと起用してほしいという願望も込めて。4バックの右はクアドラード。年齢を感じさせない柔軟性と攻守両面における右サイドでの有用性を考えるとクアドラードがファーストチョイスとなるのは明らか。2センターバックはいうことなしで、左のダニーロは攻守の安定感もしかり、メンタリティの部分でもこの人は欠かせない。

中盤3枚の中央はロカテッリ1択。心許ないビルドアップを支えられる選手でありつつ守備面も担保できる唯一の選手。左のザカリアは未知数な部分も多いけれど、守備貢献度とジティブトランジションにおけるボールを運ぶ能力は圧巻。中盤のもう一枚はマッケニー。正直この人はどこでもやれるので攻守において盤上の穴を徹底的に突く役割を期待。

3トップ左はモラタ。ヴェローナ戦はじめ、CF的な起用から解放されたモラタのパフォーマンスは圧倒的にシーズンハイ。キエーザを欠く今、守備時4-5のブロックにおいて5の左に入れる選手としてもモラタは最適。中央には大エース・ヴラホヴィッチ。ここももういうことなし。右にはベルナルデスキを採用。現在は負傷離脱ながらも、右サイドで縦にも斜めにも蹂躙できつつ高精度のシュートを打てるのは彼。モラタ同様にブロックに組み込む際にも対応ができる。

 

基本布陣の11人については以上だが、優勝するチームというのは途中出場の12~15人目の選手の活躍も鍵となる。そこで私が期待する選手を数名ピックアップしたい。

1人目はディバラ。ベンチに置いておくにはもったいないとかいうレベルの選手ではないが、現状においてはジョーカー的な起用が一番ハマるのではないかと私は考える。良い意味で試合の流れを壊せる選手でありながら相手の最大の脅威となる存在である。しかしながら、今季のこれまでの試合をみても「戦術ヴラホヴィッチ」はありだが「戦術ディバラ」をやるには(守備面や負傷交代の多さも鑑みると)なかなか難しい。ディバラを中心に置くというのは賛成であるが、現実に目を向けたうえで前述のとおり途中出場で攻撃を彩ってもらいたいと考えている。

2人目はキーン。今シーズンは26試合出場で4ゴールⅠアシストを記録しているが、総出場時間は883分で1試合平均は40分程度にとどまっており、先発フル出場はチャンピオンズリーグのグループステージ最終節のマルメ戦のみである。ヴラホヴィッチの加入もありポジション争いは激化していくが、直近の攻撃陣の並び方をみれば彼の強みも生かせるだろう。ポストプレーを任されるような1トップではなく前線のどのポジションからでもゴールを脅かす強さを発揮してほしい。18-19シーズン終盤のような爆発を期待している。

3人目はアルトゥール。試合のリズムを作ってゲームを組み立てることにおいてチームナンバーワンであり、途中出場においては攻守両面で安定感を与えてくれるだろう。

4人目はペッレグリーニ。ラツィオ戦でみせたようなあの勝ち気なメンタルとタイミングを合わせられる攻撃参加は貴重。フォーメーションを変えることで途中出場からでも起用のポイントはあるだろう。(シンプルに顔も好き。)先日のトリノ戦ではヴィルフリード・シンゴとのマッチアップにおいてフィジカル面で後手に回るシーンもあったが、テクニカルなプレーも散見されたことはポジティブな要素である。

 

 

編集長ミツ:4-3-3

今回は「チャンピオンズリーグ」に焦点を当てたものになります。

チャンピオンズリーグ決勝トーナメントを見ていて感じた事は、「どのチームも守備が前線から連携している」と言う事(PSGはその限りでもありませんが…)。そして国内リーグでさえ勝てないユベントスが、チャンピオンズの舞台に出て他チームを圧倒できる訳もなく、「守備から入る事は必然」だと考えた結果になります。

 

ポイントはふたつ。

ひとつ目は中盤の配置。これは兼ねてからお伝えしている通り、ロカテッリの持ち味を前面に出す為にザカリアをアンカーに入れて、ロカテッリをひとつ前のメッザーラに。左にアルトゥールを入れたのはポゼッション率を高める為。冒頭の「守備から入る」と相反する部分があるかもしれませんが、90分間ずっと守備ばかりしている訳にも行きませんし、アルトゥールのキープ力が‘’攻守において‘’チームに落ち着きをもたらす事は間違い無し。守備の不安はザカリアが全部吸収してくれるでしょう(最後は丸投げ)。

ふたつ目は一目で分かる「ディバラ外し」。これは冒頭の言葉の通り守備から入ると考えた時に、ディバラのスタメン起用は少なからずリスクを背負うのではないかと考えた結果。また、ユーティリティ性の高いマッケニーを11人の中に入れる事で、上記の4-3-3は4-4-2にも4-2-3-1にも4-3-1-2にも変更可能。あくまで「チャンピオンズリーグ仕様」ではあるものの、逆にこれくらいの思い切った采配を揮わなければ、今のユベントスがチャンピオンズリーグで勝ち上がるイメージは付きません。

 

決してディバラ憎しではありませんし、むしろ「10:DYBALA」の文字が入ったユニフォームを持っている程。しかし、チャンピオンズでガチンコしている他チームの試合を見ていると、どう考えても守備の強度は必要。ディバラは「攻撃の切り札」としてベンチで準備を整えて頂く事に。

まぁ、「他のチームの試合を見てビビっちゃった」ってだけでもあるのですが…。

 


いかがでしたでしょうか?

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